探幽

色紡ぎ




清涼の空気

夕闇と宵闇の狭間

君の声なんて聞こえないよ

どこまで古いものを追っても

…蔦の絡む廃墟も

…割れた石畳も

…外れたネオン管も

どれだけそれが恋しくても

もう聞こえない



寂寥の空気

濃紺と明けの対峙

振り返る

もういない君のことに

まだ慣れない



温寧の空気

微睡みと空白の境界

迷わず違わず

歩いて

いこう






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青藍に問うてみよ。 朔 伊織 @touma0813

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