序盤の頃、地図で認められることを必死に認めていたウネンには、親の愛情を十分に受けられなかった孤独と捨てられることへの恐怖心が纏い付いていたんだろうなって、今になれば思います。
へレーさんが残した、世界は開かれているっていう言葉。ウネンには天賦の才能だけでなく、努力家なところとか思いやりだとか咄嗟に働く機転だとか、色んないい所があって、誰かと出会う度に彼女の世界も広がっていって。この旅立ちに際し、序盤と比べてウネンの心はずっと軽やかに晴れやかになってる気がして。
この先にはきっとつらい真実も、大変な試練もあるのでしょうけど、ウネンなら超えていけるんじゃないかな、と思いました。双璧の兄たちもついてることですし!
続きも楽しみに追いかけます!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!!
思えば、ウネンはこれまでの人生の分岐点において、他者に先んじて自分から意思表示をしたことがなかったんですよね。子供だからある程度は仕方がなかったとはいえ、こうやって一人前の働き手となった今でも、そういう傾向は頑固に残ってしまっていたような気がします。
「軽やかに晴れやかに」とのお言葉に、今回の旅立ちに込めた思いがあらためてぶわーっと湧き上がりました! 山盛り受け取っていただけて幸せです!!
長い旅路、双璧の兄たち(*´艸`*) の頑張りを是非とも楽しみにしてくださいませ!
編集済
この章でオーリとモウルがウネンから離れそうな気配がして寂しく思っていましたが、まだまだこの三人の旅が見られると思うと、嬉しい気持ちでいっぱいです!
親から愛されず必要とされなかったウネンが、オーリとモウルには足でまといだと思われず必要とされる存在になり、さらには王様やハラバルさんにも惜しまれる人材になっていたり…
皆から必要とされ、様々な心遣いを受けている様子を見て、今では沢山の人に愛されているんだなぁと思うと胸がいっぱいになりました。
そしてそんなウネンをここまで成長させてくれたのがヘレーさんなのだと思うと、この旅で再会を果たし…問題が解決することを祈っています。
作者からの返信
おおおお、なんという嬉しいお言葉を……!ありがとうございます!
ここまでの章で描こうとしていたことを、そっくりそのまま受け取っていただけて、本当に嬉しいです!
ウネンにとってヘレーの存在がいかほどに大きいか。
再会の時を是非とも見届けていただけたら、と思います!
こんにちは。
また一つの別れの場面ですね。やっぱり皆さんの優しさが温かすぎてううってなってしまいました。色々辛い目にあってきたウネンが、オーリとモウルと出会って、さらには城で助手となって。
一筋縄ではいかないとは思いますが、それでも誰もが彼女に手を差し伸べずにはいられなくなってしまうのは、稀有な彼女の資質なのでしょうね。
いよいよヘレーに近づいていくのか。続きも楽しみに読ませていただきます。
お邪魔しました!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
いっとう初めのあの閉塞した環境を思うと、ウネンが広い世界へと足を踏み出していくシーンには、作者としても感慨深いものがありますね。この想い、橘さんにも共有していただけて本当に嬉しいです!!
手を差し伸べずにはいられない……ように描けていたなら本望です!!コメントいただいてからもうずっとニヤニヤ喜んでおります (*´艸`*)
優しいお言葉、ありがとうございました!
いよいよラシュリーデンへの出立ですね!
ちょっと諦めの悪いハラバルが彼らしくていいですね(^^)
クリーナク王もやはり良き王さま! ウネンが言う「父親」と自身を同じ「父親」として見られる人だからこそ、父を思うウネンの引き止めなどできないという気持ちになったのかなと…そんなふうに思いました。
ハラバルもクリーナク王も、またウネンに戻ってきて欲しい、と思っているのだなぁと感じられて、それがまた私にとっても嬉しかったです。チェルナを出る際、「是非我が城へ戻ってきてくれないか」とのはっきりとした言葉が、何より胸に響きました。お仕えしたいぞ、こんな王さま……!!
そして、やっぱりウネンの杖ー!!
時計屋さんへのお手紙は、親方のお兄さんのことも知っていたハラバルがキチンと方位盤の図面も同封しての依頼だったわけですね! 素晴らしい完璧な贈り物です!
オーリもモウルも、ウネン一人に謝礼を使ってもらって…彼女を残していった場合も、彼女のためにと考えていたんですね。満足そうなクリーナク王が可愛かったです。
そしてさすがモウル、国王陛下にも毒舌。でもって意外?なオーリからの援護射撃! ふふふ( *´艸`)オーリはモウルの良き理解者でもあるんですね!
なんだかこのシーンで、クリーナク王とエドムント公は兄弟なんだなぁって感じました。ノルとのやり取りを思い出して、うん、似てるなぁって! こういうのすごく楽しいです。
第六章も楽しみです(^^)!!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます! ついに出立、物語もこれで折り返し地点です。
子煩悩クリーナク、父親を想うウネンの話を聞いている時に、絶対に一度はダーシャ姫のことを考えていたと思います!
ウネンにまた城に戻ってきてもらいたいからこそ、ハラバルも快く送り出してくれました。
そして、杖、予想どおりでしたか! さすがです!!
クリーナクもハラバルも、なんならモウルとオーリも、ウネンが包みをほどくのを内心ニコニコしながら見守っていたことでしょう。ここ一連のやりとりは、書いている私もニッコニコでした (*´艸`*)
前章の二人を思い出していただけたのも、すごく嬉しいです!
これからの彼らの旅路も、是非見守ってやってくださいませー!