キヨさんのことー母を想うー
リンドウ ココロ
第1話 母になるということ
妊娠したかもしれない。
そのとき私の頭の中に浮かんだことは、彼に相談しようとか、検査薬を買おうとか、仕事はどうしようとかではなく、「母に叱られる。」だった。
10代の中高生でもなく、経済的にも自立していて自分で問題を解決する能力もあるはずなのに。
私は今でも、母の前では性のことなど何もわからないのだという初心なふりをしてしまう。
昨今、「毒親」などという言葉が流行しているが、私の母も、世間でいう「毒親」にあたるのだろうか。
なぜ大人になっても母の一挙手一投足が気になってしまうのか。なぜ、母の評価が一番の優先事項になってしまうのか。それを知るためには、まず母について(あくまで私から見た母ではあるが)考察することが必要であると思う。
私の母は、実際、どういう人なのだろう。
一番近くて、一番遠く感じる人のことを考えてみる
キヨさんのことー母を想うー リンドウ ココロ @riko_wisteria
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。キヨさんのことー母を想うーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ココロのショート・ショート/リンドウ ココロ
★5 エッセイ・ノンフィクション 連載中 3話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます