すべてが消える町は、手紙と心だけが残る町

連作が作れそうな良い設定と、しんみりしたいいお話でした。
昔のケータイ小説っぽい作品でしたが、短くて読みやすかったです。

「何処へでも届く手紙」は居るかどうかも分からない「愛してくれた誰か」にも届くんですね。
愛してくれた人が存在して、手紙が届いて良かった。




以下「誰かに校閲・しっかりとした感想をもらいたい人向けコンテスト」向けのレビュー(校閲)

基本的な部分だと
・行頭には字下げを入れたほうがいい。
・「…」については「……」と2つセットにする。
・「”」でくくった文末には句読点をうたない。
・「?」や「!」の後にはスペースを開ける。

それ以外では
・半角の「?」が混じっている箇所がある。
・「この家な住んでいる老女が」は「この家に住んでいる老女が」の誤字で、更に言えば「ある家に」にかかっているので「その家に住んでいる老女が」の方が良いかもしれない。
・手紙部分が、他の文章と同レベルで書かれているので、手紙と地の文の区切りが分かりづらい。
・最後に読者へ語りかける部分が唐突に現れて、しかも地の文と口調が違うので違和感がある。ここから作者の言葉ですよというのが分かるようにした方がいいのでは?
・養護施設の人の役職は「園長」とか「理事長」ではないでしょうか? 「館長」は「~館」と名のつく施設以外では呼びません。
・手紙の部分、冒頭の「俺を愛してくれた人へ」と、数行後に「この手紙を読んでくれている人へ」って宛先が2つ書かれているのがくどい。
・「そしてやら直すのだ。」は「そしてやり直すのだ。」の誤字。
・個人的に「prrrr…」で笑ってしまい、しんみりした空気が消えてしまいました。「電話の音がなった。」と書いてあるのだから、擬音は不要ですね。


以上です。
好きなテーマだけに、ちょっと体裁がもったいなかったかなと言う感想でした。

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