第5話(完)

 翌日、ハーネットに声をかけられた。

「リメ、ちゃんと交流できたって」

「本当!?」

 うれしい報告に笑顔になる。冷たいことを言う仲間はいないとは思っていたとはいえ、リメが傷つく結果がなくてよかった。

「多少、ぎこちなさはあったらしい」

 今までずっと話さなかったのに、いきなり親しくというのも難題だよな。仲間は受容してくれるとわかった以上、すぐに仲良くできるはずだ。

 よかった。本当によかった。

 のに。

 どこかで広がる感情。

「予想以上の大活躍。エディオに頼んで大正解よ」

 親指を立てて珍しくハーネットにほめられたのに、心は空虚だった。

「これでエディオの役目も終わり。リメを仲間に任せられるな」

「そう、だな」

 言葉のままだ。

 オレの役目は『リメが仲間と協力しあうようにする』ことだけ。話せるようになった今、オレはリメと一緒にいる理由も消えた。

 オレとリメの接点は、もうないんだ。

「これでまた1つ、エディオの平等精神が浸透したな」

 ……そう、そうだ。

「事務員は誰に対しても平等で」

 自分に言い聞かせるように、唱えていた。

 適切な充当のために。私情はいらない。あってはいけない。

「……なじんでくれて、よかったよ」

 発するだけで、胸の痛み。

 完全に第三者に落ちぶれた自身を痛感する。

「あとは依頼が成功したら、言うことなしよ」

 それを最後に、ハーネットはどこかに消えた。

 1人残された世界で、なにもない天井を仰ぐ。

 リメ。

 数日後に依頼に出てしまうリメ。

 依頼から帰ってきても、オレの介入する隙はない。

 オレのいる理由がなくなったから。

 『仲間と協力するようにさせる』という任務を終えたオレ。リメだけ特別気にかける理由はない。リメだけひいきしてはいけない。

 これからは、あくまでも事務員と戦士の関係で。それ以上でもそれ以下でもなくて。

 瞬間、今までの思い出が想起する。

 しなやかに修練する美しさ。

 ひたすらに話さなくて困惑した。

 花を採りに駆けた森で、魔獣から救ってくれた。

 いざ話してみたら、思った以上に饒舌だった。

 快く舞を見せてくれて、優艶さは今でも脳裏を離れない。

 その美しさをぶち壊すほどの壊滅的な手料理。

 たった数日の事柄なのに、とても濃厚で、どれもかけがえがなくて。

 小さな記憶すら、奪われたくない。

 初めて聞いた声も、控えめだけどよく変わる表情も。

 どんな細微なことですら、忘れたくない。

 これからももっと多くのリメを知りたい。

 他の誰も知らないリメを、オレだけに見せてほしい。

 それは、事務員が所属団員に抱く感情とは一切異なるもの。

 男としてのもの。

「どうしろってんだよ」

 誰にも聞こえない声がとけた。

 今になってわきあがるなんて。

 本当はとっくの昔にわかっていたのに、フタをしていただけかもしれない。

 それでももう、自制が効かないほどになっているんだ。気づかないうちに、そこまで大きくなっていたんだ。

 もう、会う理由はない。

 そう思うだけで胸が痛い。

 気づいて、どうなる。

 この感情を、どうしたらいい。

 そんなのわかっている。わかっていたから、きっと今までふさいでいたんだ。

 リメはこれから、依頼に向かう。

 仲間と協力しないとこなせないような、危険な依頼に。

 そんな依頼を前に、オレが行動を起こしてどうする。

 困らせて、混乱させるだけ。

 依頼に悪影響を与えるだけ。

 オレが望むのはなんだ?

 依頼の成功。依頼人の笑顔。

 そしてなにより、リメの無事だ。

 オレのせいでそれを奪うなんて、絶対にいけない。

 オレがいたら、仲間との交流を迷うリメに戻ってしまうかもしれない。

 仲間と仲良くできるようになったリメに、オレはいらない。

 依頼に出向くリメ、そして無事に帰ってくるリメを見届けて……そのあとは全部、夢だったと思おう。

 月の女神がオレに夢を見させた。

 それで、いい。






 ここ数日、午後はリメと交流していた。

 きのうはそれがなくて。ただそれだけなのに、体の中心から芯が抜かれたかのような感覚におちいる。

 ぎこちないながらも、リメは仲間と交流できるようになった。迫った任務に向けて、準備を進めているんだろう。

 事務員として、オレができることは終わった。

 そうは思っているのに、ふいに足を運んだ図書室でアスィイオン国の本を見てしまう。

 リメが話していた文化、リメは話していたけど載っていない文化。

 どれもこれも血が通ってなくて、魅力に乏しい。

 リメの口から語られるからこそ、よかったんだ。

 リメはこれから、多くの人に故郷の魅力を伝えるんだ。リメ自身の口で、生き生きと。

 オレだって。

 文字と簡素な絵だけで構成された本なんかより、リメから聞きたい。その伸びやかな声で、輝く表情をたたえて。




 晴れない心のまま図書室を出て、本部を歩く。視線がある一点に自然に吸い寄せられた。

 窓辺にもたれて、景色を眺めるリメ。

 芸術のようなたたずまいは、無意識でも目をひく。

 どこか遠くを見た瞳は、危険な依頼を思ってのものなのか。

 表情が余計に、その空間だけ異世界から切りとられたかのような浮世離れした美しさを引き立てる。

 なにを考えているかわからない。

 依頼に対する不安かもしれないし、仲間と協力しあえるかの不安なのかもしれない。

 真意なんか、オレには到底わらかない。

 それでもなにか、したいと思った。

 心に少しでも不安があるなら、消したいと思った。

 リメは大丈夫。信じている。

 戦えもしないオレの言葉は、意味を成さないかもしれない。

 それでも依頼に向かうリメの無事は、誰よりも祈っているから。

 ゆらりゆらりと近づく。

 髪の1本1本のツヤすら視認できる距離に、騒ぎそうな心臓を静めて口を開いた。

「リメ」

 いつもと変わらない声が出せた。と思ったのに。

 鋭く振り返ったリメは、壁に背をつけて身構えるように表情を詰めた。小さく開かれた口は、なにも発することはなく閉じられる。

 今まで見たこともない表情。依頼前で気が立っていたのかもしれない。

「……仲良くしてくれただろ?」

 どんな言葉がいいかわからなくて。とっさに出た言葉は、よくなかったのか。リメの眉がかすかに動いて、好意的に感じられていないとはぼんやりわかった。

「大丈夫だよ。リメなら」

 オレが言う『大丈夫』なんか、軽すぎたか。

 後悔する前に、リメは背中を見せて足早に去ってしまう。

 呼びとめたくなった。けど、そんなことをする理由はない。

 小さくなる背中に、リメが手の届かない場所に消えてしまうような感覚が重なった。

「無事に帰ってきてくれ!」

 叫んだ言葉は、その耳に届いたのかはわからなかった。

 無言のまま、リメの姿は見えなくなる。

 リメに無事でいてほしい。ケガなんかしてほしくない。傷ついてほしくない。

 偽りのないオレの思いは、届いたのか。

 思い。

 届けたいなら、別の方法があるんじゃないか?




 買物を終えて、本部に戻る。待っていたかのように、ハーネットに駆け寄られた。買った荷物をとっさに隠す。

「なにか聞いた?」

 ぼさっとした表情の中に、かすかに不穏が感じられる。こんなハーネットは珍しい。

「……なにが」

 突然の問いに聞き返したら、ハーネットは大げさに腕組をした。

「リメについて」

 跳ねた心臓を悟られないように、平静を保つ。

「なにかあった?」

 聞くからには、なにかあったのは明白だ。ハーネットの態度で、よくない方向なのもわかる。

「『今朝から様子がおかしい』って仲間からの報告、あったんよ」

 真っ先に、さっきのリメがよぎった。『様子がおかしい』とは思える態度ではあった。

「依頼が近くなって、気が立ってるだけじゃないのか?」

 オレはそうだと思った。リメにとっては『仲間と協力しあう』という初めてのことも重なる。余計に緊張しているんだと。

「今までこんなことなかったっつーし。エディオも心当たりがないなら、思いすごしか」

 言いながらも、ハーネットは『納得できない』と表情に出ている。

 リメの様子が変。

 よぎる、さっきの姿。

 思えば、気が立っているにしては緊張とは思えない姿だった。

 それに……あの瞬間、オレが近づいて声をかけるまで、リメは気づいていなかった。

 今までは、近づくだけで振り返るほどに鋭かった。気が立っているなら、すぐに気づくはずだ。

 違うんだ。

 緊張とは違うなにかが、リメの正常を奪ったんだ。

 原因はわからない。

 でも、このまま依頼に向かわせてしまったら、危険しかない。

 なにかのせいで察知能力をにぶらせてしまったまま、戦地に赴いたら。

 戦いに疎いオレでも、危険は安易に想像できる。

「ちょっと様子を見てくる」

 じっとしていられなくなって、ハーネットの別れも早々に駆けた。




 言ったはいいけど、リメがどこにいるかわからない。

 依頼についてのミーティングをしていそうな場所、時間的に修練をしているかもと思って本部の裏。

 見つけられない姿。

 オレは、リメの日常を知らない。痛感した。待ちあわせをして、会って話していただけだ。

 ……待ちあわせ。

 まさか、な。

 よぎったけど、他に当てもなくて。リメと話すために最初に指定した空き部屋に向かう。

 閉めきられた扉。

 数日前まで、この奥で未知と幸せの入りまじる時間があったんだ。

 扉を開けて、ゆっくり中に入る。

 地味な空間に、とけこめない異質があった。

 平凡な室内に迷いこんだかのようなリメが、オレの気配に振り返る。

 突然来たオレに、リメは小さく口を開けた。言葉はなくて、うつむかれた髪で表情が隠される。

 変。

 緊張とは思えない態度。変と形容するしかない。

「なにかあるなら、話せよ。なんでも聞く」

 不安でもグチでも、なんでも話せばいい。

 正常に戻って、無事に帰れるようになるのなら。

 どんな思いだって、吐露したらいい。

 リメの言葉はなくて、狭い空間に沈黙が充満する。動かないリメは、それだけの感情を抱えているということなのか。

「無事に帰ってきてほしいんだ」

 さっきも伝えた言葉をくり返す。リメに反応はない。

 うつむかれた頭から見えるのは、美しい髪を伸ばすつむじだけ。

 自分の呼吸すら騒音に感じるほどの沈黙。

 これだけ口をつぐむなにかを抱えているっていうのか?

「……そこまで無事がよいのか」

「いいに決まってるだろ!」

 うつむかれたままゆらりと届いた声に、瞬時に返す。

 オレがリメの無事を祈らないなんて絶対、ない。

「それも……頼まれたからゆえか?」

 おもむろにあげられたリメの顔に乗っていたのは、見たこともない表情だった。

 重力がかかったかのように垂れた眉。料理の際とは違ううるおいをたたえた瞳。強くかみしめられた唇。

 まるで、強い感情をこらえているかのようで。

「……なに、が?」

 こんな状況で冗談を言う人ではないとはわかりつつ、つながらない問いに聞き返すしかなかった。

「それも友に頼まれたゆえ、心配しておるだけであろう!?」

 糸が切れたように声をはりあげたリメに同調するように、長い髪が振り乱された。

 ここまでの感情の爆発を見るのは、初めてだった。

 だからこそ、言葉の意味を冷静に考える。

 友……これはハーネットか? リメとの仲間とも話はしたけど、深い交流はない。

「ハーネットは関係ない。本心で言ってる」

「偽りを申すな! 今朝、2人で話しておったではないか!」

 変わらない乱れに、ハーネットとした今朝の会話がよぎる。

 『リメが交流できるようになった、エディオに頼んで正解だった』と言われた。

「聞いてた、のか?」

 あの場所には、オレとハーネットしかいなかった。

 いや、正しくは他にも人はいた。オレたちの会話を気にかけるような人も、知人もいなかった。

 そう思っていたけど。

 気配に鋭いリメなら、気配を消すのも得意なのかもしれない。単純に、オレたちが気づけなかっただけの可能性もあるけど。

「やはり、そうではないか! 任務で、私に構っていただけだったのだな!」

 リメの言葉はとまらない。

「エディオから見た私は、ただの平等でしかなく。それ以上にはなれぬのだな!?」

 その言葉を最後に、リメの激昴が失われていく。

「今までの優しさも総体……任務ゆえ」

 しぼむと同時に、再びうつむかれた。

「違うよ」

 リメはうつむいたまま反応しなかった。

「声をかけたきっかけは、ハーネットの頼みだ。それは否定しない」

 聞かれていたなら隠せない。ウソをつく必要もない。

 リメの肩が小さく震えたけど、話を続ける。

「でも今までリメにしたことも、言葉も、そのすべてに偽りはない」

 まっすぐに言える。

 『任務だから仕方なく』だなんて、よぎったことすらない。途中から『頼まれて』だなんて忘れるほどだった。

 役目を終えてリメと交流する理由がなくなった今を、嫌に思う心がある。

「誤解させたなら、ごめん」

 誠意をこめた謝罪は、心に届いたか。

 応えるように、ゆっくりと顔をあげたリメ。

 さっきよりはゆるくなったような。届いた、のか?

 その姿を前に、胸にできた思いを口にするか迷う。

 さっきのリメの言葉、オレのうぬぼれではないのなら。

 ……いや、うぬぼれでもいい。

 今まですごしてきて、なによりも強く感じたことだ。

 リメに感じた偽りない思いを、伝えればいい。

「オレが平等にするのは、仲間だけだよ」

 もしうぬぼれだったら。

 そう思うと怖い。

 それでも言葉を続ける。

「オレの中で、リメは……とっくに特別だ」

 仲間ではない意味での。

 瞬間、リメの顔が毒をなくしたかのようにゆるむ。

「まこと……か?」

 震える小さな声に、紅潮を見せた頬。

 まるでうぬぼれではなかったと証明してくれるみたいで。

「本気だよ」

 恐怖は払拭されて、よどみなく言えた。

 瞳を震わせてオレから外されない視線に、拍動がうるさくなる。

 こんなに愛らしい姿を見せられて、どうしろってんだ。

 まっすぐな瞳を向けられたまま、リメの手がオレに伸びる。

「帰る」

 控えめに、細い指がオレの袖をつまんだ。

「無事に帰る。待っておってくれ」

 うるみながらも、強い決意をこめた瞳。本当に無事で帰ってきてくれると信じられて、安心できた。

「応援する」

 それしかできないのがもどかしい。でもオレは、オレができることを全力で。

 点頭したリメは、まぶたをきつく閉じた。生まれた誤解を追い出すように、息をゆっくり吐いた。

 開かれた瞳には、さっきまでの乱れは消えて。りんとした、いつものリメに戻っていた。

「仲間に会ってくる」

 その言葉に、ハーネットの危惧を思い出した。

「心配してたぞ」

 リメの様子が変だったのは、オレとハーネットの会話を誤解したからだったんだ。

 解消した今、リメに心配するものはない。

 心配していたハーネット自身が起こしたような事件だから、責めたくもなる。でもそのおかげで、リメの本心を知れたとも言える。今回は不問だ。

 部屋を出るリメを見送って、荷物に視線を落とした。






 リメの出発の日。

 多少のぎこちなさはありつつも仲間と交流するリメを、本部の窓から見つめる。

 依頼の準備があって、あれからリメとはまともに会えなかった。邪魔しないように、遠目から見守るだけ。

 『話せるようになってよかった』という思いの影に、自分だけのリメでなくなったとよぎるさみしさ。気づかなかった自身の独占欲を知った。

 見送りたい思いしかないけど、出発前だ。仲間との交流を優先させるべきなのかと迷う。

 ここまでしたからには届けたい思いはあるけど、依頼の完遂がなによりだ。

「どーん」

 背中からのハーネットの声と衝撃に気づきつつ、相手をする時間すら惜しくて無視する。

「行かんの?」

 窓から見えるリメたちを見ながら、ハーネットは発した。

「いいのかなぁ」

 迷う気持ちを素直にぶつける。

「ここからでも見えるし、エネルギー節約できていいんじゃん」

「なんでだよ!」

 ハーネットらしい言葉に、反射的にツッコんでいた。

 同時に、自分の感情に気づく。

 ハーネットに『行けばいい』の後押しをしてほしかったんだ。

「エネルギー、浪費してくる」

 ほんの少しだけなら、邪魔にならないよな。




 姿を見せたオレに、リメはすぐに駆け寄ってくれた。依頼前とは思えないゆるんだ表情に、いい意味で抜けた力を感じる。緊張で失敗はしなさそうだ。

 仲間より、オレを優先してくれた。出会ったばかりの独占欲が満たされるうれしさを感じつつ、準備していたものを渡す。

「これは……」

 視認したリメは、言葉を漏らす。知らないわけではないだろ。

「安全祈願」

 アスィイオン国の本で読んだ、旅の安全を祈って渡すもの。

 リメの無事を祈って。急ごしらえだけど、近所で材料を買いそろえて作った。

「思いだけはこめたから」

 両手で安全祈願を抱きしめたリメは、どこか不満げな視線を向けた。

「つまらぬ」

「えっ……いや、時間がなくて雑になっちゃったのは、ごめんだけど」

 おせじにも『手先は器用』とは言えないオレ。そのオレが急ごしらえなんて、クオリティがさらにひどくなる。

 それでも『渡せるレベルにはできた』と思って。あげられなくもないレベルにはなったと感じてのこの行動だったんだけど。思いあがりだった?

 大切な依頼前なのに、機嫌を損ねられた? やっぱり素直に、窓から見送るだけがよかった?

「流れなら……愛の品かと思うではないか」

 他の仲間に聞こえないように潜められてた声も、オレの耳にははっきりと届いた。

 安全祈願に視線を落として、紅潮する頬が愛らしい。すねるように小さくとがった唇は、新たな魅力をほのめかす。

 そっちを選ぶべきだったか。

 材料を買った際は、リメの口から真実を聞く前だった。だから安全祈願になったんだけど。

 でも、リメが望むなら。

「帰るの、楽しみにしとけよ」

 周囲に気づかれないレベルで顔を近づけて、笑顔で伝える。リメの表情が、期待に輝いた。

 オレの思いを甘く見るな。

 出会ってから、数日しかたっていないけど。感情の重さは、自分でもひくほどだからな。

 リメを驚かせる思いを、見せてやる。

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はかない週間リクエスト 口を閉ざしたカノジョと饒舌な日々 我闘亜々亜 @GatoAaA

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