単語の選び方がうまいので、ちょっとした描写で世界観が伝わってきます。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。
荒廃した世界で、毒の海に船を出す、二人の少年の物語。「彼」の純粋な仕草。「ぼく」の抱えるものや、「彼」に抱く想い。描かれる世界は絶望的でありながら、愛おしく、心に響く物語でした。
汚染した海を潜った僕はある日君を見つけて…2人は、緩い絶望の中で呼吸しているような印象を受けました。どん底にいるからこれ以上おちることはない。しかし希望の予兆はみられない。そんな世界観…続きを読む
思いがけず名作に出会ってしまった。嬉しさのあまり少しテンションがおかしい文章になっているかもしれないが、どうか許してほしい。「ぼく」と「彼」は海底に沈んだ戦前の遺産を回収することを目的に毒の…続きを読む
もっと見る