第7話 少女と父親と国王と
国王が亡くなられたという知らせは数日のうちに近隣の国にまで広まった。
その間にも街は白に包まれ、白に溢れていた。
いつもと違う今日、
そしていつもの付き人。
今日も少女は窓を眺めぽつりと一言。
「お父様。」
少女の父上はこの国を治める者だった。
国民を愛し、また国民からも愛されていた。
国王。それが亡き父親の立場であった。
「お嬢様……。」
お茶をお持ちしましたよ、といつもと変わらない台詞を言う付き人。
今日も席につかない少女。
でも少女は『いつも』とは違うことを考えていた。
生前の父親との思い出に想いを馳せていた。
いつもと違うね おしゃべりウサギ @am09
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。いつもと違うねの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます