少女が生きようとしたのは、夢と現実の狭間。

 題名と、作品の紹介文を見て、読み始めた作品でした。
 よくある「主人公が現実を受け入れられない」という設定を、ここまで突き詰め、さらにそれを、少女が救われる形で表現しているところにとても好感が持てました。少女は夢と現実の狭間で生きようとした。しかし、それを現実が凌駕し、少女は現実を生きる勇気を持った。読んだ後はさわやかです。

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