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「地の民であるすべてのものが、喜びの地へと旅立った。知恵の木そして命の木。これらの実は、罪なきかれらにこそ食されるべきである。しかしケルビムよ。お前は天の使いでありながら、地の民と交わった。これは罪である。」
「このようなことをしたお前は、呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。お前に、わたしは敵意を置く。」
主なる神は、こうしてヒノミライであるケルビムを喜びの地(ハレルヤ)から追い出し、東にきらめく炎の剣を置かれた。
しかしケルビムであるヒノミライは、幸せの中にあった。命の木に対する権利を得られずとも、都の外に追いやられようとも、彼らは断じて孤独ではなかった。それは、安息日の一つ後のことであった。
記録 伊豆泥男 @w_ithdra_w
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