第6話
スーツの男が拍手をして言った。
「重力を操る能力か。戦闘向きだな」
「俺はもう大丈夫だ!はやくみんなの所へ連れていってくれ!!」
「わかった。じゃあその戦闘機に乗れ」
俺は言われた通り戦闘機に乗った。
するとスーツの男が乗ってきて、
「運転は私がやろう。この機体はマッハで
飛行する。しっかりとシートベルトしとけ」と言った。
そして離陸したとおもったら、さっきまでいた場所がもう点のように見えた。
(はっ、はえぇ…)
だがその分、身体にかかるGは強かった。
(くっ、、身体が潰れそうだ、、……ん?
でも、これって俺の能力で何とかなるんじゃ…)
俺は身体が浮くイメージをした。するとさっきまでかかっていたGはほとんどなくなった。
(おお、これは楽だ)
そう思った瞬間。スーツの男が叫んだ。
「衝撃にそなえろ!!」
俺は状況が飲み込めなかったが
次の瞬間、巨大な岩が右翼に衝突した。
「うわぁ!!なにが起きたんだ!?」
「どうやら、オメガヒューマンに気づかれたらしい!このままでは墜落する!!」
俺は瞬時に何とかしなきゃと思った。
「俺が何とかする!」
俺はまた身体が浮くイメージをした。
スピードは落ちたのだが、落下は止まらない。
「くそっ!今の俺じゃこの重さ、スピードはコントロールできない!」
俺は死を覚悟した。だがその時大量のツタが機体に絡みついてきた。
「なんだこれ!?」
俺は何が起きたのか分からなかった。
しかし、そのツタが絡み 墜落していた戦闘機を停止させたのだ。
(これは植物のツタ……!?)
そう考えていた時、ドンッと音がしたかと思うと戦闘機の先端に上半身裸の男が立っていた。
「あれっ~。飛行機が墜落してたから助けたのに乗ってたの怜やん~笑 大丈夫か?」
助けたのはクラスメイトの木戸 樟葉だった。
フューチャー・ウォー RENA @rena-pokemongo
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