6個目 ルーティン入学式
学校なんてものは、強者のために存在する世界だ。私は校舎の二階の窓から、新しい制服に身を包んだ新入生を見つめながらそう思う。
高校に入学して一年。人生、十六年目。数字が増えるたびに、その思いは強くなった。チャイムが鳴り、担任が入ってきてホームルームが始まる。入学式の説明をされ、体育館へと通された。
生徒で埋め尽くされた入学式。毎年毎年、入れ替わる。その中で、毎年毎年同じようなことが繰り返される。それが、とても機械的に思えた。
了
2017/03/02(木)
東野ミヤコは「入学式」「機械」「鑑賞用の世界」を使って創作するんだ!ジャンルは「偏愛モノ」だよ!頑張ってね!
#sandaibanashi
https://shindanmaker.com/58531
ほぼほぼ毎日三題噺 東野みやこ @higa4
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ほぼほぼ毎日三題噺の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます