強者同士の死合うが定め、待ったなし

――それぞれに『最強』たりえる風格と個性を備えた十五の英雄達が上覧試合へと参加し、雌雄を決する。
潔い程にシンプルな筋立てなのに、次から次へと現れる登場人物たちが濃厚過ぎて、一晩で一気に読み進めた結果、鼻血が出た。

エントリーにはハイファンタジーでしばしば見かける種族と職業が並んでいる筈なのに、その組み合わせの妙と、各々の戦闘理論の究理の度合いといったらもう……ちょっとこれはヤバいですよ。サイアノプには本当にやられました。
どの出場者一つとっても、○○と○○がもし闘わば、といった思考実験に読者を誘う魔力があり、今後の展開が非常に楽しみです。

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異修羅

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