概要
これから英雄ではない、一人の少女を求めつづけた少年の話をしよう
祭りの晩、一夜にして故郷と幼馴染を失った少年アベル。彼が昏倒させられる眼前で巨躯の男に攫われた幼馴染のリティアナの消息を知るため、唯一残された手がかりを元に絶海の孤島にあるというアグストヤラナ軍学府に入学することに。そこでアベルは軍学府に似合わぬ変わった仲間たちと出会い、貴族主義者の同輩や教師陣に目を付けられたり、或いは切磋琢磨しながら時を過ごしていく。謎の遺跡の発見、意外な人物の離反、そして外の世界と連なる事件。様々な出来事とめぐり合いを経て逞しく育つ彼らは、やがて大陸を覆う巨大な陰謀と対峙することになるのだった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「王道」とは面白からこそ「王道」なのだ!
故郷と幼馴染の少女を失った主人公が、生きているかもしれない幼馴染を探し
アグストヤラナと呼ばれる「軍学府」へ入学し、そこで多くの仲間たちと出会う。
彼等と切磋琢磨し、力を合わせ、最終的には大陸中を巻き込んだ巨悪を粉砕するべく戦う……
つまり、王道中の王道ストーリーです。
……王道の何が悪い!?
そう、「王道」とは「面白い」からこそ「王道」として君臨しているのだッ!!
主人公のアベルにしても、王道をひた走るキャラクターです。
彼にはビックリするような剣の腕も、魔法の力も有りません。
しかし、誰より純粋な心と、良く回る賢い頭と、そして努力することができる根性を持っています。
人としての魅力…続きを読む