何も持たず、己さえ信じられず

全てを与えられ、大切に守り育てられた縁子。

そうではないと。
苦悩し続ける縁子の心を思うと遣り切れない。

怯え、
妬み、
愛し、
苦しんだ先に、
縁子が望んだこと。

北山の空に遊ぶ子雀が、
愛しい光を見つけることを願って止みません。