チョコレート最強説がここで……。この世界観でこの価値観で、チョコレートをぶち込んでくるのが上手すぎる!
恋愛小説かと思って読み始めたら、格闘小説でした。ハートは、文字通りのハートの意味でした。最後まで一気に読ませちゃう勢いがすごい! アイデアも面白いけれど、それをここまできちんとした小説にする筆力にも感服です。
告白=相手の心臓を物理的に撃ち抜く真剣勝負この世界観に、唖然とさせられ、しかしすぐに惹きこまれました!なんだ、この熱く濃厚な闘い。体を打ち付けあう音までもが、聞こえてくる気がしました。そして、語られるチョコレートの効用……。そこですっかり忘れていたけれど、バレンタインものだったことを思い出しました。チョコレート……すさまじい。
どういうバレンタインをすごせばこういう発想が出てくるんでしょうね? こう、作者のバックグラウンドも探りたくなる奇作です。もちろんいい意味で。一話完結とは思えないボリューム感。この文字数で戦闘から世界観から複雑な人間模様まで描ききる作者、すごいです。
といちいちツッコミたくなる無茶な設定(褒めてます)を一気読みさせる圧倒的な文章力と世界観!大いに笑わせていただきました。このレビューを確かめるために、ぜひ読んでみてください!
作品タイトル通りの内容をご覧あれ! 私の知ってる告白シーンと違う! すごいなーバレンタインデーってこんな告白もあるのかー(小並感)
好きこそものの上手なれ(違う)。愛が極まって拳を極めてしまいそうな少女と、尚武の気風に満ち溢れる愉快な世界で的確に腹筋へと打撃を重ねてくる面白いラブコメでした。ラストにお前ら全員最高かよ! となってしまう好感のもてるキャラクターも魅力です。せっかくのバレンタインに是非一度読んでみて下さい。
思ってた以上に古月さん力が高かったw
もうね。「あれはチョコレートだ! あいつ、チョコレートを飲んだのか!」意味わかんないですからね。そんな超絶おバカな設定から繰り広げられる怒涛のバトル描写。アツい、アツすぎる。そしてこの短い物語のなかには恋愛、師弟愛、友情などさまざまな感情が渦巻いている。そこもアツい。バレンタインにかこつけて古月さんのバトル描写能力を体験できるなんて、いいプレゼント《チョコレート》ですよ、これは。