Cream

鯖みそ

Cream

許されてはいけないんだ


愛してはいけないんだ


純白の美しさを


そのまま保つために


誘ってくれてありがとう


冷たいフローリング


埃は僕らのまわりに


落ちていたのにね


予報が当たった


ぽつぽつと雨


僕は待っているよ


窓にとりつかれながら


君の傷は


綺麗なピンクだね


どこにいても


寒いかもしれないから


暖かくしておいでね


バターのように


溶け合うのかな


許されてはいけないんだ


愛してはいけないんだ


純白の美しさを


そのまま保つために


La ja’i aime vous .


ただそれだけ


白い窓から


飛び降りるから


笑っていてほしい


気が触れるまで


角砂糖が詰まったライフルで


綿菓子の柔らかさのまま


銃殺してね


愛してはいけないんだ


許されてはいけないんだ


純白の美しさを


そのまま保つために


誘ってくれてありがとう


冷たいフローリング


埃は僕らのまわりに


落ちていたのにね




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Cream 鯖みそ @koala

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ