大きくなった2人は、、、

たーよこパイセン

第1話

ジリリリリリリリリリ

目覚まし時計が鳴り響く

カチ

「よく寝れた!今日も頑張ろ!」

目覚まし時計を止めて起きた

朝ごはんを食べて制服に着替えて学校に向かう

私の名前は中村真依

ごくごく普通の高校2年生

中学が女子校だったので

男子は少し苦手。


勉強は学年1位

運動もそこそこ出来て

料理もできる才色兼備な女の子

と周りの人は言っている


真依はその事を知らない

と言うより興味がないのだ

そんな事よりも男子が苦手であるが

恋愛とかしてみたい年頃である


「真依おはよー!」

「茜おはよ!」

真依に挨拶してきたのは

真依の友達の小林茜である

クラスも一緒で仲良し

真依は茜が大好きだ

2人で登校する

教室について少し経つとチャイムが鳴る

キーンコーンカーンコーン

朝は毎日HRから始まる

ガラガラガラ

担任が教室に入ってきた

「起立。礼。着席。」

「おはようございます。」

「はい!おはよ」

いつものように挨拶をする

「今日は急だけど転校生がいる」

担任がそう言った瞬間クラスが騒がしくなった

男か女かでみんな話している

「こらこら!静かにしないと入りずらいだろ」

担任が言った

クラスは静かになった

「よし!おーい。入ってこい。」

担任が転校生を呼ぶ

ガラガラガラ

転校生が入ってきた

男の子のようだ

少しヤンキーっぽい感じであったため

真依は少しびっくりした

「とりあえず自己紹介お願いね」

担任が転校生に言う

「はい。えっと、中田龍二って言います。

こんな見た目ですがよろしくです!」

転校生は中田龍二という名前らしい

「よろしくー」

クラスの皆が楽しげに迎える

真依は聞いたことある名前だなと思っていた

「それじゃー席は中村の隣に座って

窓際の空いてるところだ」

担任が龍二に言った

「わかりました。」

龍二は返事をして席に向かう

「よろしくねー」

軽い感じで隣の席の真依に挨拶をした

「私、中村真依って言います。よろしく。」

真依が挨拶を返すと龍二の顔が変わった

「中村真依?お前もしかして真依?」

龍二は真依を知っている様子だった

それに真依は戸惑って龍二の事を考えた

すると昔の事を思い出した

「もしかして龍ちゃん?」

真依が龍二のことをそう呼ぶ

すると龍二は

「そーだよ!やっぱ真依か!」

「うん!久しぶりだね!帰ってきたんだ!」

2人は仲良さそうに話している

それは無理もないだろう

小学生の時の幼なじみなのだ

真依が女子中に入学するとともに

会うことがなくなり

龍二は引越しをしていたため

連絡もとることが出来なかったのだ

「今日のHRは終わりでー」

HRが終わると龍二は真依に話しかける

「まじ久しぶりだな!元気そうでよかった!」

「龍ちゃんも元気そうだね!」

2人で楽しそうに話している

「てか真依変わったな!

もっと活発だったのに!どしたん?」

龍二は真依に聞いた

「女子中に通ってたから

男子が少し苦手になっちゃってね!

多分そのせいじゃないかな?」

真依が龍二の問いに答える

「あー、なるほどな!ほな練習しない?」

龍二は真依に提案する

「練習って何?」

真依は龍二の提案を理解出来なかった

「俺と遊びに行って男に慣れるんだよ!」

龍二が意味を説明した

「えー!そんな急に無理だよ!」

真依は龍二の提案を拒否する

「大丈夫だって!昔よく2人で遊んだじゃん!

とりあえず今度の土曜日駅前に10時集合で!」

龍二は話を進める

「ちょっと!まだ行くなんて、、、」

言葉の途中で龍二の周りにクラスの人達が集まる

龍二に皆が話しかけるから

真依は言い出すことが出来なかった

それが続いてしまい土曜日になってしまった

土曜日、言われた時間に駅前に行く事にした

すると龍二が待っていた

「お!ちゃんと来たじゃん!」

龍二が真依に笑いながら言う

「ちゃんと来ないと龍ちゃんうるさいもん」

不貞腐れながら真依が言う

「わかってんじゃん!ほな行こっか!」

龍二は真依の手を握りながら言った

「なにしてんの?」

真依はびっくりしながら言う

「手繋がないと練習になんないじゃん」

龍二は笑いながら歩き出す

真依はそれについて行くように歩き出す

ショッピングしたりクレープ食べたりしていくと

昔遊んでいた頃を思い出して

真依は少しずつ笑顔になっていき

楽しい時間を過ごした

時間はもう夕方になり帰る時間になった

龍二は真依を家まで送った

「今日は楽しかったよ!

真依の練習また来週しよーな!」

龍二が真依に言う

「私も楽しかった!来週もいこーね!」

男の子にこんな事を言うのは初めてだった

「あー!そーいえばさ

龍ちゃんより龍くんって呼んでよ!

もう子供じゃないしそっちのがいーな!」

龍二は龍くんと呼んでほしいらしい

「わかったよ!龍くん!

今日はありがと!じゃーね!」

真依は龍二に手を振りながら家に入る

「やっぱ真依は可愛いな!

昔となんも変わっちゃいない」

龍二はボソッと言いながら帰る


毎週土曜日は龍二と遊ぶのが当たり前になっていた

そんなある日龍二が女の子に告白されていたと

友達から聞いて少し胸がズキッとした

真依は恋愛経験がないため

なんで胸が痛いのかわからなかった

その週の土曜日もいつものように遊び

家まで送ってくれた

「ほなまたな!」

龍二が帰ろうとした時に真依が龍二をとめた

「まって」

龍二は振り返りなに?って顔をしている

「あのね、龍くんこの前告白されたってほんと?」

真依はストレートに聞いた

「んー!確かに告白されたよ

それがどーしたの?」

キョトンとした感じで龍二が答える

胸が凄くズキズキしてたまらなかった

真依はこのズキズキを龍二にぶつける

「龍くんが女の子に告白されたって聞いた時

なんでかわかんないけど胸が痛くなったの

今も凄くズキズキしてるの

龍くんのせいだからね、私が変になったの」

恥ずかしい気持ちもあったが

言わずにはいられなかった

「そーだったんだ

ごめんね、無理させてて

もっと前から言えばよかったよ」

龍二は真依に言った

その時

真依のことを抱きしめる

え?

真依は驚く

「小学生の頃からずっと真依が好きでした

僕と付き合ってくれませんか?」

龍二がそう伝える

真依は顔が真っ赤になる

「僕じゃダメですか?」

耳元で囁く龍二の声

真依は真っ赤な顔をたてにふる

「私も龍くんが好き。」

真依はやっと自分の気持ちに気づいた

真依が顔をあげると

龍二も真っ赤な顔をしていた

「龍くん顔赤いよ?」

真依が龍二にそう言うと龍二は

「恥ずかしいけど嬉しんだ

真依と付き合えることが」

龍二のその言葉に真依も嬉しくなる

これからも2人楽しい時間が過ぎていく


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