高嶺に咲く花でも、きっと掴み取れる

恋した人は、学校にも深い関わりがある名家に絡んだお嬢様。でも、そんな高嶺の花であっても絶対に諦めたくない、きっと見合った男になってみせる……そう決意してから時が経ち、やがて訪れる自身への試練を前に、主人公は……?

少しだけ空回りしつつも、懸命に心を掴むためにひたむきに頑張る良き「先輩」。そんな彼を様々な形で応援する仲間たちや後輩、そして想いを寄せるあの人。数多くの思いが交わる中で、バレンタインデーの恋の音色が静かに奏でられていきます。
別の小説の番外編との事ですが、そちらを読まずともこれ単独でたっぷりと楽しめる、でもそちらをよめばさらに深みが増す……チョコのように甘さとほろ苦さが詰まった、心地よい恋愛作品です。

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