作者曰くおふざけ小説ですが、重厚なダークファンタジーです

作者いわく、アドリブのおふざけ小説ということで、作者視点では実際にそうなのでしょう。よく読んでいくと、設定の甘いところがあります。一方で、即興であることの良さがあります。

部ごとに主役が異なる、同一世界観の作品群ともとらえられ、中編小説8編ととらえることもできます。
内容は光と闇の軍勢が戦争を繰り広げる世界を舞台に、人の枠から外れてしまった「死にぞこない」の苦悩や、「死にぞこない」の魔法をかけた魔法使いを代表とする相方との関係が描かれるダークファンタジーです。加えて出てくるその他の人々が物語に厚みを持たせます。
なお、この見方をした際には、第7部と第8部は毛色が違う作品に見えます。