その優しさは誰の為?
夜勤の仕事はよくもめ事が起きる。
女性が多いのもあると思う。
それに加えて私の職場は外国人が多い。
やはり文化の違いと民族性というのはなかなか合致しない。
なんせ悪口が多い。
あの人は仕事ができない。
あの人は雑
あの人は何べんやっても覚えない。
そして文句が多い。
私この仕事はできません。
無理です。
あの人とは一緒に仕事したくない。
終いには
私外国人嫌い
日本人は外国人を差別する
なんで私だけ?
私はとりあえず一通り聞く。
まぁ皆仲良く仕事しましょう!
なんてのは無理な話だ。
でも正直もう少し大人の対応をしてほしいものだ。
小学生じゃないのだから。
お金をもらって仕事をしている以上
もう少し協調性を持ってほしい。
言い方一つで捉え方も変わる。
失敗した人に、
「馬鹿じゃないの」
「何やってるんだよ!」
と皆の前で言ったらその人は、自分の失敗を認められるだろうか?素直に受け入れるだろうか?
「何が悪いか分かる?」
「落ち着いてもう一度やり直そう。」
そう言えたら、もう少し誠実に仕事に向き合ってくれる。僕はそう思う。
しかし人は言う。
「そんな言い方してたらなめられる。」
「優しすぎると、足下みられるよ。」
確かにあまくしすぎると、言う事を聞かなくなる。あまり言い易い環境を作ると、
「私には無理です。」
「作業を変えて」
と平気で言われる。
あらためて自分に問う
優しさとはいったいなんなのか?
困っている人を助ける事?
人の為に尽くす事?
人を傷つけない事?
人に合わせてあげる事?
でもその結果足下みられる。
なめられる。
都合のいいように使われる。
怒らない事?
時には怒ってあげる事?
全部間違えではないと思う。
でもその優しさは誰の為?
きっと誰の為でもない。
そもそも考えて優しくなんてしてない。
優しくしてあげようなんて思って声なんかかけてない。
そう結局本能的な事なのだ。
優しさに理由なんかない。
だから僕は僕らしく生きる。
例え足下みられても、
自分の性分に筋が通っていればそれでいい。
優しさがどうとか言うよりも、
自分の考え方に
自分の生き方に
胸を張っていきたい。
それがきっと僕の優しさなんだと思う。
優しい人の連載は今回で終了します。
これからは、近況ノートを利用して日々感じた事を綴ろうと思います。
これからもよろしくどうぞ。
jin
優しい人 jin @4362
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