もうね、読む前からニヤニヤしました。お見事!お見それしました。
米粒のコメ子さんが主人公の異色ラブコメ。作者の絶妙なセンスに思わず突っ込みを入れたくなる作品。精米されて一皮剥けた私は文字通り大人のコメになる――実ってるから既に大人だろ?ガリが仄かに頬をピンクに染める――ガリは頬も何も全身ピンクだろ?なるほど、米にとってのエリートコースは寿司屋のシャリだったか。ほんわかしたハッピーエンドでお腹一杯になりました。
恋の形はひとつじゃない。だけど、こんなに変わってる恋はここにしか無いよー!思わず食べてしまいたくなる、コメ子ちゃんの可愛らしさです♪再読した時、タイトルがじわじわ来るのも楽しかったです、ありがとうございました!
想像したらご飯食べにくいじゃないか! 寿司屋で扱う米ですから、新米でしょう。古米ってことはない。 そして酢は熟成期間も考えると出荷されるまで半年以上かかる。いや、ほぼ一年後と考えて良い。 ということは、新米として扱われる期間中のとても短い間に恋が成就したということ。この再会は奇跡的なタイミングとしか言えません。 そう考えると、この短編には書かれていること以上のドラマティックな展開がある。 そう気づいて胸熱でした。
こんな形で恋が成就するなんて! お互い変わってしまっても恋は永遠。
ごちそうさまです!美味しかったです! 上手かったです! 甘かったです!!
どんなふうにこの恋が成就されるのかと思ったら、そこでしたか。スゴくやられた感が強い。思い付かなかった。発想にしてやられました。なかなか憎い演出。寿司の美味さは愛の味ゆえなのかと、寿司を食べたくなりました(特に大トロにぎり)
800字に熱い恋愛感情の描写がたっぷりと込め(米)られている作品でした! 説明文の通り芝居のかかった感じに読むと、テレビの寿司コマーシャルみたいで面白かったです。寿司小説コンテストの応募作の中で、擬人に非常に優れている作品だと思います。
コメ太郎とコメ子は、隣同士で育った初恋の相手。一緒に寿司屋に選ばれる米になろうと誓うが…。運命の出会いと別れが、コメカルで面白い。幸せになって欲しいと、半笑いで願わずにはいられない。笑
お米にも、恋の花咲く。そんな日のお寿司は、どれだけ甘く幸せな味なのでしょう。「おう大将、今日のシャリはめっぽう甘いじゃないか?なんかいいことでもあったのかい?」「いやぁ御客さん、それはあっしじゃなくてコメに聞いておくんなさいよ。まぁ聞くだけ野暮ってやつでしょうけどね」そんな会話が寿司屋から聞こえて来そうです。So sweet!(笑)