「漫画&アニメ実写化邦画作品は糞」なのか?この問題を考える

表現について考える人

漫画&アニメ実写作品は本当に糞なのか問題

タイトル通り。

これを映画サイトの評価から考えてみます。


1集計方法

・http://movie.walkerplus.com/list/2016/ このサイトから「漫画&アニメ実写化作品」を抜き出しYahoo!映画の☆のみで統計をとります。


2対象となる映画作品

・2016年1月から5月までの公開映画(複数年度にしない、一年にしない理由は後述)

・☆評価のみを基準とします。(それ以外の要素は評価しません。これも詳しくは後述)

・漫画、またはそれに類するの実写化邦画作品(アメコミ実写化はクソ、とか誰も言わないので。また小説原作はクソとかも言わないので)


3「実写化は糞」の基準

「全体的に☆2、もしくは☆1が多い」

とします。

「糞映画が一つある=糞」

とはしません。


4Yahoo映画の星一覧表

※手作業で確認したので抜けがある可能性もあります

以下、http://movies.yahoo.co.jpより引用


1月

信長協奏曲(のぶながコンツェルト) ☆3,5

バレンタインナイトメア ☆3,8


2月

新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 3 -夢現- ☆3,9

ライチ☆光クラブ ☆3,2

血まみれスケバンチェーンソー ☆3,4

珍遊記 ☆2,9

黒崎くんの言いなりになんてならない☆2,8


3月

桜ノ雨 ☆3,5

キオリ なし(映画ドットコムにて☆2,2)

僕だけがいない街☆3,1

イースターナイトメア~死のイースターバニー~☆3

暗殺教室~卒業編~☆3,4

ちはやふる BO-上の句 ☆3,9


4月

ドクムシ ☆2,2

アイアムアヒーロー ☆3,5

ちはやふる 下の句 ☆3,8

テラファーマーズ ☆2,3


5月

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス ☆3,8

シマウマ ☆3つ

燐寸少女 マッチショウジョ ☆3,9

女ヒエラルキー底辺少女☆3,8

ヒーローマニア-生活-☆2,2


※なぜ数年にわたって調べないのか

ここで重要なのは「作品数に対して糞映画の割合」なので、期間を限定します。

また5月までなのは「金ももらってないのにこんな事やらなあかんのか」とここで飽きたから

キネマ旬報さんお仕事まってますよ!!購読したことないけど


※☆のみを基準とする理由

映画の評価は相対的ではありませんし「客の期待」も基本違います。

「原作とは違うけど映画としてはまぁ面白い」

「アイドル映画としては面白い」

「ストーリーが糞だが原作再現はしっかりしてる」

という評価も高評価です。

そこに所謂ステマ、ダイマ、また「〇〇がかわいかった」という主観なども含まれます。

「〇〇(俳優)を見る映画で話はオマケ」「原作のファン向け」で作り〇〇や原作ののファンしか絶賛しない映画が生まれる、でもそれは別にいいわけです。


ですが「糞映画」と言うレッテルはそれぞれの意見の相違を乗り越えて「多くの人が糞映画(つまらない映画)と考える」という前提があります。

ですから一部の熱狂的なファンが高評価だろうが相対的に低評価が増えるわけです。

その為ここではYahoo映画の☆評価のみを基準とすることに問題はないとここでは判断します


5結論

漫画実写映画に糞映画が多いは間違い

普通(☆3つ)よりちょっと上、もしくはちょっとした位が一番多い

勿論☆2レベルの糞映画はある。

それと同じくらい高評価な作品もある(星4つ)


A推論 なぜ「漫画&アニメ実写化=糞」論があるのか


1そもそもこういう話をする奴は「漫画&アニメオタク」であって「映画なんて興味ない」

2こういう人間が見るのは「超一流の話題作or好きな漫画の実写化作品」しかみない

3元々興味ないけど話題性に乗って見るから「味が濃い映画しか覚えていない。覚えない」

4つまり「名作」か「糞映画」しか記憶しない

5集計の通り一番多いのは「普通」その中に「糞映画がある」

6その結果オタクは「糞映画しか記憶しない」

7「実写化=糞映画」論の完成


B偏見または推論 なぜ「糞論」が生き残るのか


B1オタクのマウンティング。

オタクは知識で人をなぐるのが大好き

その結果「自分が好きな事以外は雑に語ってインテリ気取る」人間が出てきている

そういう連中が「自分の観測範囲」で「尚且つ自分の知識」で手軽殴れるのが「邦画の実写化」

小説やアメコミは「知らないから殴れない。興味ない=糞論が存在しない。大衆化しない」


B2「オタク知識人」と「知識人」の違い

オタクの知識は「自分が好きな事や話題を適当に食い漁るだけ(あえて悪く言えば)」で系統だって記録する学術的な「知識」とは異なる。

系譜、全体を見るのではなく「面白い、興味がある、話題性がある個々の例を見る」事しかしない。

その結果「糞映画しか見ない。話題にしない」という事になる


B3「オタクロジック」の問題

オタクの偏った知識から生み出される理論や意見は大概偏っている。専門家からはみるに堪えない物も多い。

一方で「話題。話のネタとして面白い部分を集めて面白おかしく理論化して白黒つける」ので同業(オタク)や一般人受けは良い

世の中大半の人間は「つまらない真実」「面白くない誠実さ」よりも「面白おかしく適当に語る話」がすきなんやな。


(まぁ他にも色々あるとは思うが)「オタク=知識人」という勘違いが大きいんじゃないかと。

あぁいうのは「アニメが好きな人」で知識なんか関係ない(というか最近は一般化して知識量が少ない、薄い人も増えた)し基本興味ないことに誠実さなんかない。

その割にオタクは「インテリ」気取りたいから自分の知識の範囲で適当なこと言う。


そして

「科学者に政治語らせても出てくるのはそこらの素人と同じ意見」

って「八百屋の親父が魚を語る#おれ創作の熟語」って当たり前が世間では中々理解されてない

だから

「自称アニメオタクが言うのだからそうなんだろう」

となって話になって意見だけが独り歩きすると


最後に

私昨年度映画館で一本も映画を見てません

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