僕と、俺と...

朱虎

第一幕 「始まりからダラケ」

澄み渡る空、白い雲....そんなテンプレートな風景と、車や自転車が無ければ出掛けるのも面倒になる中途半端な田舎。そんな町で僕は生まれた。特徴も無ければ、有名なものもない、気温の上がり下がりが激しい町だけれど、まぁそこそこ過ごしやすい町だ。

僕は、この町で一番規模の大きい学校に通っているごく普通の中学生3年生だ。趣味は読書...と言うよりライトノベルが好きな、只のライトなオタクだ。インドアな趣味を持ったのも、外で遊ぶ事が余り好きでは無かったからかも知れないが僕自身よく分かっていない。勉強も、好きでは無いし、得意でもない。まぁ特徴の無い人間だと自分でも自覚している。

自己紹介とかは余り尺を取るとつまらないしこの辺にしとこうかな?

そんな事を話している内に学校に着いてしまった。まぁ学校なんて楽しいものでも無いしなんとなく過ごしていよう....あぁ眠い....

「おい、おいKT」

.....何だよ人が折角良い眠りに入れそうな時に。って言うか、この呼び方だと彼奴か

「何だよ、翔人」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕と、俺と... 朱虎 @Librarian1606

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ