移り変わりな女

@an3

第1話

好きです。付き合ってください!

中1の秋頃誰もいない教室で私の初カレはそー言った。


こんなこと急に言われたら引くかもしれんけど

ずっと前から好きでした。

付き合ってください。 です

初カレと別れた2日後に自己中束縛男は言った。


俺いつの間にか好きになっちゃった。

束縛野郎の親友が私に言った。


やっぱお前じゃなきゃ無理。

となんどもしつこい自己中束縛男との関係がまた始まった。


好きだ。付き合おう。

夏の花火の空の下 最高の不良バカ男は言った。


「みーこい!萩原がさ実恋のこと好きらしいよw」

「えーまじ?嘘でしょ。」

ついに来た両思い!憧れ!青春!

彼氏の欲しかった私にとってこの上ない知らせだ。

「実恋も好きなんでしょ?告っちゃいなよw」

「いやー無理だよ。恥ずかしいしさ」

「なーに言ってんの!せっかくのチャンスだよ!うじうじしてる暇あるかっての!」

「そりゃそーだけどさ...」


とここまで私の表の顔を見せてきた。

自分から告白なんて有り得ない。

どうせ振るのは私からなんだから。

あいつが私に告白するのを待ってやるとするか。

くだらん恋愛ごっこやってればまぁ他の男は寄ってこないし

そう。私は男が嫌いだ。

普段は天然で優しい人ぶっているが裏はこんな感じである。

おかげで男は寄ってくる。

まぁ誰もビビって告ってこないけど。


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