それは確かな愛の結晶。そしてそれは失われることはない。

 作者が書き続けている「七」と「幸福」をテーマにした作品群の中編小説。小生はこれまで「七時間派」だったが、今日から「七か月派」だ。
 重いテーマのはずなのに、作者の手腕にかかると胸が熱くなる感動作に変貌する。そして何より作者の表現手法は、読みやすい。
 これからも書き続けていってほしい、と思わずにはいられない。

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