「青春」の画の切り取り方がお上手です

1月30日時点の最新話「第14話」まで読んだ感想です。

「青春」というものを彷彿とさせる情景の切り取り方がお上手な作品です。

夕焼けの中の雨、星の冴える夜空、小さく灯る蛍の光。
そういった画の中でのやり取りは、みずみずしく感じられます。

様々な辛さと否応なく向き合いながら、けれどまだ未熟な時代は、様々な痛みを伴う時期です。
でも、そういったことを自分なりに乗り越えていく様子を描くというのは、それだけでとても価値のあるものだと思います。

青春を感じさせる「旅」という題材が、これから二人それぞれの不幸にどのように関わって、どのように生きるヒントになっていくのか、期待しています。

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