その名は『鴉』
時刻は午後七時、ようやく動けるようになったエイジはお湯を沸かす羽目になっていた。
「インスタントホント好きだよな」
「なんだ、めったに食えんヤツ取り寄せたのに不満か?」
「コレ好きだけどねー、やっぱカロリー消費多いからさこの体」
「ベヒモス化したら痩せる……?」
「やめとけよカザミ、ホント、洒落にならんから」
「そうだよチハルー、良い事ないからねー」
「でもアヤさん、ベヒモス化のおかげでエイジと仲良くなれたじゃないですか!」
「どこまで仲良くなったと思う?」
「そこまでにしとけ、カザミも軽々と言うんじゃない、ベヒモス化を好きでする奴なんかオーガだけだ」
「おかげでジャンク万歳生活だぞ、疲れも少なく快適に研究できるってもんだよ」
「助かってるから何も言わんけどな」
実際に酷い目にあっていたにも関わらず、アヤは前向きに明るい。
テーブルにはお菓子等が散乱としており、アヤとオーガはつまむがカザミだけはゆっくりと味わっていた。
「あの、アヤさん」
「なに~?」
「実際エイジの何処がいいんです?」
「な、なに聞いてんだよ」
「それは気になる、私にも聞かせろ」
「二人が聞きたがってるけどどうする~?」
「……任せる」
「おっけ~」
テーブルの上で急にヒソヒソと話し始めエイジにはよく聞こえない。
さっさと沸けよと念じるが水を入れたばかりで沸くはずもなく、だからといって聞きに行く事も躊躇われモヤモヤし始める。
「くっそ、ナインいれば聞けるのに」
「呼びましたかエイジ」
「うおっ!」
何処から聞こえたと見渡せば端末がテーブルの上に置いてあった。
お菓子の山せいで死角になっていたらしい。
「アヤ、エイジも聞きたいらしいですよ?」
「後でベッドの中で話すから大丈夫」
「だ、ダメですよアヤさん、絶対乱暴ですよエイジ!」
「お前ら何言ってやがる!」
「安心しろカザミ、アイツにそんな度胸は無いから」
「じゃあ私から襲うしかないと?」
「おお、それなら大丈夫だろうな」
「オーガてめぇ……」
給湯器がアラームを鳴らし、何事もなかったかのようにオーガとアヤはお湯を入れ始める。
「すっかり遊ばれてるねエイジ」
「カザミ……」
「でも手を出したら許さないからね」
「どこまでダメ~?」
「き、キスとかもダメです! 絶対ですからね」
「あ、もうしてるよ?」
「なぁっ!」
「すげぇ声で出たぞ」
「エイジ!」
肩を掴まれがくがくと揺らされるが誰も助けてはくれない。
「キスしたというか奪われたというか……」
「奪いました♪」
「アヤさぁーん!」
「こぼれるから掴むのはナシだって!」
四人ともお湯を入れ、妙な沈黙がテーブルに漂っていた。
オーガだけは笑うのを堪えていたが。
「チハル」
「何?」
「残念ですがエイジはアヤの事ばかり考えてるのでチハルの事は……その、難しいかと」
「ナインまで!」
「ゴメンねチハルちゃん、エイジは私の彼氏だからね」
「お、おう」
「ま、エイジは私の所有物だがな」
「オーガさんの許可はもらったし、うん、何も問題は無いね!」
「私だけ何もない!」
「そんな涙目にならんでも」
「ダメだよエイジ、女の子には優しくしなきゃ」
「追い打ちしといて何言ってんだよ」
オーガはニタニタと菓子を食べながらこちらを見ており、アヤは何かフォローしなよと視線が語っていた。
「その、なんだ……、いつも整備ありがとな、カザミが居なかったら死んでたかもしれない」
「エイジ……」
「でもゴメンな、アヤ一途なんだ」
ゴンッ!と良い音でテーブルにヘッドバットするがカザミはへこたれない。
「もういい、自棄食いする!」
徐にお菓子を掴んで涙目で食べるのをナインがフォローするという光景に何とも言えない気持ちだったが、エイジなりにカザミにケリをつけたのだった。
三分経過のアラームが鳴り、いただきますと一斉に食べ始める。
「しかしよく無事だったな」
「箸向けんな……結構危なかったさ、特に主任のシナリオがね」
「ああ、カウンターウェポンか」
「あんなのが日本にもあるとは驚きさ、おまけに日向製とはね」
「よく倒せたよね、正直死ぬと思ってたけどナイン凄いんだもん」
「あの程度、造作もありません」
「流石ナインは良く出来てる、それに比べクインシーはなかなか上手く動かんな」
「あれでダメなのか?」
「欠陥だ、だが面白いヤツにはなったから今後アヤのAIとして試験運用していくさ」
「で、クインシーの奴今何処にいるんだ?」
「ガレージで整備中、うるさいからスイッチ切ってきたけど」
「エイジ以上の問題児です、今後も厳しくいきます」
「おや、賑やかですね」
スッと、部屋の空気が変わった。
「やぁ主任、食べるか?」
「いただきましょう」
お湯を入れ、静かに主任が座るとアヤはエイジの手を握った。
「紹介しよう、我がラボの第二主力、アヤだ」
「元グールヘヴンの紅とは、心強いですね」
「……」
「そんなに睨まないでください中村君、こちらにも事情があるのです」
「日向と八咫烏、MRCとの関連、情報が錯綜して身内以外は信用できませんからね」
「今回の件、お礼をしたいくらいなんですよ?」
「どういう事です?」
主任の底は見えない、いつもと変わらず落ち着いた様子で菓子を一つ手に取る。
「試験型キメラ部隊の練度チェック、カウンターウェポンの随伴無しでの実用性、欠陥部分の発見と良いデータが取れました、テストパイロットとして仕事をしてくれましたからね、何も問題ありません」
「そんなつもりはありませんけどね」
「報酬としてグールヘヴンのベヒモスに報奨金、日向社内ではこのようになっています」
「八咫烏がMRCの傭兵部隊というのも聞きましたよ?」
「そのように登録してある方が日向としては楽です、まさか敵に報酬を払っているとはMRCも思いませんからね……、お、これ美味しいですね」
「BELは騙せてるんですか?」
「グールヘヴンは無くなった、そう報告済みです、なので紅も今後追われる事は無いでしょう」
「よ、よかったぁ」
本当に安心していいのかエイジは悩んでいた。
話を聞けばなるほど問題は無いように聞こえるが、実際の所主任がなんなのか、日向とBELの関係はハッキリしない。
「主任さんは……、敵なんですか、味方なんですか」
「風見君、それは私には難しい質問だ」
「どういう事です?」
「私は八咫烏の利益の味方なのです、ですから時には裏切り、切り捨てる事もあるでしょう」
「全ては八咫烏、主任はそういう奴だよ、アヤも安心するといい、少なくとも私の元は安全だ」
「そうですね、八咫烏はオーガを雇っている、彼女の傍なら敵になりませんよ……、それに価値もありますから」
「価値?」
「中村君はまだまだ働いてもらいたいですからね、アヤさんにはサポート期待してますよ」
「酷いな、鬼なんじゃないか主任」
「オーガに言われるのは不思議です……、ラーメンいい味ですね」
「マイペースですよねホント、もっと嫌いになりましたよ主任」
「それでいいのですよ中村君」
「……そうですか」
「不満そうですね?」
「あんな戦車に襲われたらそりゃ不満も言いたくなりますよ」
「しかし撃破しました、ナインといい、中村君にはいつも驚かされる……、私のシナリオでは中村君は死んでいたのですけどね」
エイジは言葉が出なかった、あっさりと切り捨てられようとした事になんと返せばいいかわからなかった。
「随分と過小評価していたようです、しかし、八咫烏にはない逸材となれば支援するしかないでしょう、しかも紅も一緒とは……、ベヒモスの試験モデル二体のデータとは、いやいやオーガの手腕は流石だな」
「飯時にそんなつまらん話はするんじゃない……、おいエイジ、これでシロカラスにでも行って来い、風見とアヤも一緒にな」
この場から離れられると嬉しそうにアヤとカザミは立ち上がった。
ナインをポケットにしまい、エイジも立ち上がる。
「そうするよ、珍しいな金出すなんて」
「お前の金だぞ?」
「このやろう……、では主任、出来れば会いたくないですけどまた」
「ええ、また今度仕事でもしましょう」
二人を引っ張るようにエイジはラボから出て行った。
この二人が残ってどんな話をするのかはわからないが、不安になる要素しかないのだった。
……
シロカラスはエイジ達が来ると同時に騒がしくなっていた。
元グールヘヴンのメンバーがエイジの救出劇が手厚く『盛って』話しており、おかしな方向に話が出来上がっていた。
そこにナイトの整備士であるカザミも向かい入れ、宴会騒ぎである。
根掘り葉掘りアヤとの関係を聞かれるがアヤはドンドン盛り上がり、エイジはキドに絡まれていた。
「ったくとんでもねぇ女だ」
「可愛いでしょ、俺の彼女」
「お前も随分変わったもんだ」
「皆さんのおかげです、それよりありがとうございました」
「何がだ?」
「グールヘヴンの受け入れですよ」
「みんなベヒモスの被害者さ、こうやって戦わずに済むのが一番に決まってる、若い連中も多いしな」
「若い人しかいなかったのは、多分……」
「お前が倒したからだろうな」
「ですよね」
「気にすんな、連中も覚悟の上だろうさ」
「確かに、みんな何もしなくても殺されるとは言ってましたけど」
「ベヒモスになった人間は、もういつ死んでも不思議じゃないって事だ、お前だってそうだろ?」
「まぁ、ベヒモスになれたから生きてるようなもんですからね」
「お前自身はどうだ、連中とはうまくやっていけるのか、逆らえなかったとはいえ薬をばら撒いてた連中だぞ?」
すぐに答える事は出来なかった。
アヤやグールヘヴンの連中と話せば話すほど好き勝手に暴れている連中とは思えない。
「確かにやっていた事は許せませんが、その大多数は死にました」
「まぁな」
「もう恨む理由はないですよ、実験で狂わせた連中がいる限り続きますけど、もうグールヘヴンはそうならないんですし」
「俺らから離れたらわからんがな」
「そこまで行くと個人の問題じゃないですか、個人を恨んでも組織全体がって訳じゃないです……、キドさんも意地悪な事言いますね」
「俺は、手が届く範囲の連中は面倒見てやりたいだけだよ」
「……」
「どうした、急に暗くなりやがって」
「いや、自分はどこまでやれるかなぁと、ちょっと不安に」
「そんなもんはわからんよ、とりあえずもう手が届くって連中だけでも守っていければいいんじゃねぇのか?」
アイツもいるだろ?とキドはアヤを指さした。
グールヘヴンとシロカラスの連中で馬鹿騒ぎしている中、アヤは楽しんでいた。
救出が間に合ってよかったと、エイジも自然と笑顔になる。
「実際、アヤの為に今回動けたんだろ?」
「大変でしたけどね、オーガが手を貸してくれなかったらどうなっていたか」
「オーガも気分屋だからな」
「守銭奴なんでダメかと思いましたけど自分の金さえ減らなきゃ協力してくれるってのが大きな収穫かもしれません」
キド笑いながら別な席へと移動していった。
少し夜風を浴びようとエイジは外向かうと、アヤも外に出て来た。
「いいとこだね」
「だろ? 俺もキドさんには世話になったし、此処に来なかったからまだ候補生してたさ」
「初めて会った時の事、覚えてる」
「勿論、あれからそんなに時間も経ってないだろ?」
「でも、なんだか凄く前みたいに思えちゃってさ」
「確かに……、お互いに忙しかっただけだよ」
「ね、エイジ」
「なに?」
「今でも、好き?」
「勿論」
「グールヘヴンにいたのに、それでもいいの?」
「理由は聞いたし、俺も人の事は言えないさ」
「……」
「確かに、グールヘヴンが今までしてきた事は許せないよ、俺も巻き込まれたし、仲のいい奴は死んじまった……理由があるからと、逆らえなかったとしてもやっちゃいけないんだ」
「うん」
「でも、それを言ったら俺も同じ事を目的の為にしてきた、グールヘヴンを含めたベヒモス、いや人を殺していたんだ、誰かを救うとか言って結果は同じ、向こう側から敵討ちされるなんて事もあるかもしれない、いくら立派な事を言っても人殺しの理由でしかない」
「そうかもだけど」
「お互い憎みあったらまた殺しあうかもしれないけど、理由も知れば防げる事もあるかもしれない、俺は殺し合いより和解して協力できた方が好きなんだよ」
「じゃあみんなの事は?」
「勿論仲良くやっていきたい、敵討ちって言っても、俺の敵は駅で死んでるし、原因を知ればBELの方を何とかしたいって感じだからな」
「私もBELには酷い目に合わされてるからね、みんなも同じ」
「じゃあ協力出来るってもんだよ」
「そだね」
「なんだ、不安だったのかよ?」
「ちょっとね、シロカラスの人達がエイジの事話してくれてさ、キッカケはグールヘヴンだし、恨まれたかなって」
「そんな事はねぇよ、敵はグールヘヴンじゃなくてBELなんだからさ」
「……よかったぁ」
アヤは背中に抱き付いてきた。
少し鳴き声は聞こえるが嬉し涙だと、エイジは何も聞かなかった。
「アヤ」
「……」
「ハッキリ言ってなかったからさ、言いたい事」
「うん」
「えっと、そのな」
「うん?」
「だ……いすき、だ」
「聞こえなかったよ?」
「大好きだ! 二回も言わせんなこのやろう」
「……、うん!」
慣れない事をしたせいか顔が真っ赤になっいた。
アヤも泣き止んだのか声に元の調子に戻りつつある。
「なんかあっついな今日」
「私もかな」
「これからもよろしくな」
「うん、夜も楽しみだしね」
「夜って、もう深夜だろ?」
「じゃあ寝る時って言い直した方がいい?」
「え」
「……え、じゃないよ、嫌なの?」
「心の準備っていうかさ」
「戦車に飛び乗るよりは簡単だと思うけど」
「それはまた別な問題だこのやろう!」
「どんな問題~?」
「わかってるくせに言うな!」
「姉貴~、仲の連中が呼んでるぜ?」
「空気読め馬鹿ッ!」
仕方ないと呟きながら呼んできた来た奴に蹴りを入れ中に戻って行った。
「だ、大丈夫ですか?」
「そんな他人みたいにしなくてもいいですよ兄貴」
救出時に一度話した人だった。
「えっと、じゃあその兄貴ってのはなんとかならないの?」
「無理だねぇ、その方がこっちも面白いんで」
「そうかよ……」
そんな理由なら、こっちもかしこまる事もない。
「しかし兄貴、さっきは助かったでしょう?」
「わかってて呼んだのかよ」
「あんな姉貴見たのは初めてですがね、随分慌ててたみたいでしたんで邪魔しましたよ」
「こういうの初めてだからさ、ちょっと怖気づいたみたい」
「戦闘より怖いんで?」
「かもしれない、あんなに積極的だと特に」
「姉貴のペースに乗せられないように注意を、きっと長期戦になりますぜ」
「アンタらのリーダー、とんでもねぇな」
「それをモノにした兄貴もとんでもねぇよ」
「何話してるの!二人とも早く来なさい、エイジは私の隣ね!」
中からアヤが大声で呼んでいた。
やれやれとボヤキながら二人は中に戻るのだった。
……
ラボに残ったオーガと主任は神妙な顔で向かい合っていた。
「まだ食うのか?」
「主任の話は疲れるんでね、食べながらじゃないと寝ちまうのさ」
「そうか」
「で、本題はなんだ?」
「八咫烏として十分な戦力になった中村君をこちらに買い取りたい、立場はこのままでね」
「断る、あんな面白い素材を渡すわけにはいかん」
「それなら今以上に酷使するだけだが」
「構わんだろ、人でも増えた……、アヤの調整はすんだし、BELも雑な仕事をするようになったもんだな」
「流石元職員、言いたい事も多いようだな」
「折角の素体を雑に扱われたらむかつくってだけだ、どうせ日向の白い奴の試験ばっかやってるんだろ?」
「当然だ、どんな素材でも一定のポテンシャルがなければ兵士としては使いづらい、テロ屋どもはそれでいいが日向は個性など不要、統率された、機械のような兵士でなくてはな」
「つまらんなぁ」
「本来はお前の仕事だぞオーガ」
「それが嫌だと言ってる、つまらん、私が協力してるだけでもありがたいと思え」
三つ目のインスタントにお湯を注ぎ始める。
「言ってるだろ、私に勝てるなら協力してやらん事もないと」
「お前に暴れられたらそれこそBELの主力が必要になる、中村君だってお前には敵わんさ」
「そうか?エイジ買い取ったらBELに売りつけて兵士にすれば別かもよ」
「さて、なんの話かな」
「殺して、エイジの素体そのままBELに渡すはずだったんだろ? 漆黒のキメラ、私の薬を使った素体はもうBELにはない、椰子蟹まで用意して潰す気マンマンじゃないか」
「……貴様が余計な事をしなければそうなっていたかもな」
「クインシーか?ナインのお蔭で実践レベルの練度は手に入れたからなぁ、試したくなるもんだ」
「まぁいい、今後ともお前を使ってやるから感謝しろ」
「毎度どーもってか」
「ところでオーガ」
「まだなんかあんのか?」
「中村君を今後どうするつもりだ、まさかBELを潰すわけでもないんだろ」
「馬鹿言うな、一人で潰せるほどの力は無い、今はどうこうする予定もない」
「八咫烏は常に勝利を求める、どんな手段を使ってもだ、お前も邪魔をするならわかっているだろう?」
「うちの
「何をする気だ?」
「別に、巣を作るだけだ、主任がいつ敵になってもいいようにな」
「……」
「オーガ、その計画はもう諦めたんじゃないのか?」
「BELの中ならな、だがエイジの奴は私にそれをさせる能力がある」
「
「まさか、番を見つけた鴉は強い縄張りを作るぞ、そんな事はしないしさせる訳がない、今は二羽だが、いずれは数も増えるだろうな」
「お前の私兵部隊を作るなんて話だからBELも拒否した、目的も話さないからな」
「そっちの八咫烏の象徴は勝利だが……」
「急になんだ?」
「こっちの象徴は死、なんでね、目的なんてわかりそうなもんだ」
「何を殺す、何のためにだ?」
「私の敵に成り得るモノ、邪魔をするモノをだよ、当然だろ」
「我儘な」
「そうかもな、だがMRCは何の為に動いているか忘れてないか?」
「……、今は何もせん、しかし覚悟しておけよ」
「勿論だ、敵になる実力を持ってから行動すればいい」
「流石、MRCの幹部は言う事が違うな」
「今後とも良い商売をしようじゃないか、八咫烏」
そう言ってオーガは麺を啜り始めるのだった。
貪欲なキメラ 汐月 キツネ @kitsunekitsune
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