現実世界と異世界ファンタジーが巧みに組み合った設定、個性豊かなキャラクター達が織り成すほろ苦くて甘酸っぱい青春劇、その全てが上手い具合に合致し、そして読む人の心を躍らせてくれます。
他の人達よりも優れているどころか最弱と認定されてもおかしくない主人公ですが、その独特なスキルに秘められた能力が判明した時、物語の歯車は回り始める。
傍から見たら甘酸っぱい青春要素もあるのですが、皆が皆、肝心な所でスルースキルを発動してしまいフラグがあと一歩という所で成り立たない!! だけども、このもどかしさが良い(ぉ)
そして愉快犯の校長(人外)も良い味を出していて、彼の思い付きや提案によって主人公が波乱に巻き込まれるのも日常茶飯事に!?
今後の展開が全く読めない上に、何よりも重要なのが主人公が自力で解決している場面が殆どないと言っても過言ではありません! それでも面白い!!
非日常的な学園生活ファンタジーを御望みの方は是非この一冊をお取り下さいませ!!
あまり面白い作品が見つからず、読むことに飽きて来た自分に、刺激を与えてくれた作品です。
元気で馬鹿でアホなことをする主人公ですが、少しミステリアスな部分にものすごく魅力を感じました。
ヒロインは、一人一人しっかりと能力や行動、性格が考えられていました。すべてを悟っている主人公ではなく、ヒロインと本気で喧嘩する場面に面白みを感じました。
他にも、登場人物に対してしっかりと過去や思いが込められていて読んでいて胸が踊りました。
少しずつ変わって行く、主人公やその周りの関係、、、前進したり少し後退したりしながら変わる関係がものすごく好きです。
3日ほどで止まることが出来ず、全て読んでしまいました(笑)
続き楽しみにしてます。初めてレビューを書いたので見苦しくてすみません。
続きとても楽しみにしています。
この星数でこんな作品がある事に驚きました。もっと人気があってもおかしくない、出てほしいと作品ですね。読む前の判断材料として思った事サラッと箇条書きします。
個人的に良かった点
・安易な主人公最強や、極端なご都合主義がなく、作中ルールがある程度遵守されます。
・ヒロイン関係が理由もなく一足飛びに進展しない。
・キャラがねってあり個性が確立され、かつ痛過ぎて作品から浮く者がいない。
・矛盾した行動が目につかない。作者に捻じ曲げられた行動がない。
・能力などのバランスが取れていて、組み合わせで多少突出する事があっても、上澄み止まり。一強にはならない。
など、基本的な枠組みがしっかりしているので物語自体が肌にあえばとても読みやすく面白い作品になると思います。