修羅場をくぐり、辛酸を舐めた少年が掴んだ小さな幸せ。
しかし、それをようやく得て最初に感じるのは、失う怖さ。
なまなましいまでの情愛、そして身にしみる心境ですね。
その中で、愛する人と「続きは戦いのあとで」と言い合える。
そうしてまた、アキラ君はオーラムのコクピットへ…!
愛を求めて掴み、その喪失を恐れる中で、戦いを前に心が澄み渡る。
戦士である以上に、男である以上に、彼はロボットに魅せられた少年だった。
ラストバトル、始まりましたね!蔵人の真意を知るためにも、アキラ君ファイト!
作者からの返信
読了ありがとうございます。幸せから遠ざかって久しい3人ですから、急に訪れた大きすぎる幸せを失う怖さもひとしおです。余裕しゃくしゃくのままラストバトルに突入するよりも自然な心情を書けたと思います。
アキラはロボット狂である、それはこの作品の原点です。アフォンさんが嫌悪した「ロボットを戦争に使う」という狂気と対決する存在ではなく、体現する存在です。
スパ◇ボ「」のアキラは兵器として作られた実機のオーラムを恐怖していましたが、原作のアキラにはそういう心理が異常なほどありません。決戦に向かう前にそこを明らかにする必要がありました。
決戦ではこれまで見れなかった蔵人の素顔も出てきます。ご期待ください!
レオニダスとヘラクレス……かな?
だとするとどちらも戦場の英雄。いいネーミングですね。
蔵人……アキラと戦いたいのか? 全てそのためだけのその布石だったりして。
作者からの返信
「レオニード」は獅子座流星群のことです。「ヘラクリーズ」のヘラクレスが退治した怪物「ネメアの大獅子」が星座になったのが獅子座。そしてヘラクレスはその大獅子の毛皮を鎧がわりにまとっていました。
レオニードとヘラクリーズの胸ライオンはどちらも獅子座の獅子を表していますが、レオニードの場合はそれが自分自身であるのに対し、ヘラクレスはそれを倒して身に着けています。
蔵人はレオニードがアキラのために作られたことを知っていて「アキラの乗るレオニードに勝つ」という対抗意識を込めて自分の機体をヘラクリーズと名づけました。
蔵人はアキラと戦いたいですね。それが全てという訳ではありませんが、そうなればいいという期待はかなり前から抱いていました。幸運にもそれが叶ってはしゃいでいます。
オーラムの象徴たるライオンさんが遂に覚醒した!
プラズマキャノンですか、しかも核融合炉から直接プラズマを引っ張って来るとは恐ろしい設計…! レーザーでプラズマが通過する射線を確保しているとすると、大気圏内での運用も想定されていそうな気がしますね
作者からの返信
遂にお見せできました! これが鉄機さんに相談に乗っていただいた時に得た知識の成果です。核融合パルスエンジンを通常の推進機関にするのは見送ったものの、それ自体は使いたかったので兵器転用しましたw
粒子の拡散を周囲を囲むレーザーの光圧で防ぐ機能は、宇宙でも大気圏内でも有効ですね。ばっちり運用できます!