伝えるものが全てお花になる物語。続編を熱望します。
といったところでしょうか(^^;筆談や電子機器を介しても言葉が花になってしまう、というのが大変興味深かったです。また、人間のコミュニケーションの重要性や、それと対になる脆さのようなものが垣間見えるところがとても印象的でした。でも僕が同じ呪いをかけられたら、小説書けなくなってしまいますね……。それだけが気がかりです(笑)
言葉を発すると花が生まれる話です。設定がいいですね! 文章もシンプルで読みやすく、なんだか小川ようこさんが書いたような現代でありながら、ファンタジー要素を含んでいる気がします。もう少し長めにして花のバリエーションを増やしてみてはどうでしょう?気分によって、花びらの量や質が変わったり、季節によって花が変わるなど、それだけでも楽しめそうです。せっかくいい設定だったので、もったいない、とも感じました。次の作品に期待して、星3つ送らせて頂きます。
題名にひかれて読んでみたら、面白かった。発想の転換が実に見事。全体的に黒いが、全く苦にならずに最後まで読めます。そして最後に明かされる「花の呪い」を読んで欲しい。 この作品は短編ですが、長編で読みたいと思える作品でした。淡々とした語り口も、素晴らしかったです。
最後の一行まで読んで!大人になると「言っちゃいけないこと」が増えるけど、我慢し過ぎも良くないようです。