ドラマのようなバランスの取れた空気感が非常に読みやすいです。
文章やストーリー展開も安定しており、一般に堅苦しく難解なイメージのある探偵ものとは異なり、常にポジティブな明るさが感じられます。
広くライト層におすすめできる作品です。
本宮君も桜井さんも魅力的で、そして何より個性的。
二人の掛け合いやその関係が物語を押し進める原動力となり、気づけば話に引き込まれています。
本宮君は今までにないタイプの探偵・ヒーロー像。
従来の価値観を一新する頼れるイケメンオネエです。オネエですがやはり恰好いいです。
桜井さんは探偵助手にピッタリの女性ですね。
ヒロインとしても視点人物としても魅力的で、割とざっくりしている部分が個人的に好みです。
そんな二人が織り成す探偵物語。
第一の事件が無事解決したところですが、どうやら探偵事務所に平穏は無縁のよう。
続きも楽しみにしております。