入念に検討して書いたのだろうなあ、と思わせる力作。コンパクトによくまとまっていて、読後感もよいのでオススメです。あ、あと読んで勉強になりました。
クイズが幾つも登場するが、別にパズルっぽくはない。文字数制限で言い表せなかったけど、ピースの嵌め場所が分からずにウンウン唸っても心地良く感じるほど気持ちに余裕ある時に読むべきだ。気忙しいと、作者が考案したクイズを楽しめず、それは勿体無い。作品中でクイズが生み出された状況を追体験する意味でも、じっくり読書を勧める。まぁ、スマホで読む人には期待できないか。短編にはMAX2つが信条だけど、星3つ入れました。
まるで上質なショートケーキのようにスッキリとした甘さの、おいしい短編恋愛ミステリー。謎解きと共にテンポよく展開する構成が趣深かったです。スウィートな読み味とは対照的に、暗号は手ごろな難易度でピリリとスパイスが効いています(自分は半分以上分からなかったけど。。。)聖なる夜。何故、謎の暗号によって彼は振り回されるのか? その不可解な謎の真相や時空を越えた壮大な仕掛けにも、おもわず「なるほどスッキリ!」と膝を打ちました。
何気なく家族構成や家庭環境がわかる話でしたし彼がテンポ良く謎解きしていくのが気持ちよかったです。後半はキュンキュンする学生らしい恋愛話しで暖かい結末でしたね。
おもしろい!最後までハラハラワクワク…最後は、「そうきたか!」とニヤリ