嗚呼クリスマスに読みたかった。関西弁『メリーさん』に会いたかった。

 かなりインパクトのある作品。

 関西弁の『メリーさん』は人の心を癒し、そして人知れず去っていく。短い文章のなかでしっかり作り上げられたキャラクターは読み終わった後もなお、読み手の頭の中で新たな『メリーさん』をつくりあげていく。

 きっと、今もメリーさんはひと時の記憶の中で知らない誰かに優しい幸福を与えているのでしょう。

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