第4議題 改訂版 企画ものについてと、相互と呼ばれる評価について

 皆さま、いつも ありがとうございます。


 『企画』。

 それは、カクヨムオープン当初から、いろいろな形で存在していました。


 そして、それは『☆&レビュー操作互助会』として、主に外部サイトで非難されてきました。


 運営からの発表、『【重要】ユーザー企画イベントの開催について』

       https://kakuyomu.jp/info/entry/2016/12/09/190017

にて、企画そのものにはGOサインが出ました。


 そして、「ユーザー企画コンテスト(仮)」というコンテスト項目により企画参加作品を識別し、ランキングへの非掲載というかたちをとる、という暫定措置がとられることとなりました。

 つまりは、企画参加作品がランキング非掲載となることで、なるべくランキング自体が公平かつ流動性のあるものであるよう、はかっていくのだということです。


 これにより、この議題を続けることは無益であろうということで、資料室 1 にて締め切らせていただきましたが、異議が寄せられました。


 実は、私自身、運営の発表した対策に対して疑問があり、さらなる議論が開けたならという願望はありました。

 しかしながら、決着のついたことであり、これ以上議論をしても、決定が覆ることはないかとは思います。

 ただし、ここは議論の場です。

 ご意見を寄せられるのは、自由にできる。

 そういう場でありたいと思い、いま一度、その場を立てることといたしました。


 企画ものについてと、相互と呼ばれる評価について。そしてユーザー企画対策。


 賛成・反対、さまざまなご意見が寄せられることを期待します。宜しければ、是非、考えてみてください。


   ※   ※   ※


 『企画』 。

あるテーマに沿った作品を各自で作って、共通のタグをつけて発表する。

 なかなか読者の獲得できない作家さまには、ありがたいものです。

 何故なら、やはり企画の参加者であるということは、お互い気になるものだからでしょう。


 ──私が書いたテーマと同じもので、この作家さまは、どんな物語を書いたのだろう?


 そう思うのは、当然のように考えられます。読みあうことになるのも、また当然。


 しかしながら、問題が、みっつ。


 読んだ物語が面白ければ、勿論、☆とレビューを贈りますよね。


① それが、企画に参加することの条件だと思っている、第三者がおられること。

② 純粋な評価ではなく、儀礼的な評価が発生することについての懸念。

③ 結果、企画参加作品がランキングを埋め尽くすことを不快に思われる方がおられること。


 これらの点が、おもに外部サイトで悪罵とともに語られることとなった要因です。


 これらを、賛否どちらでも考えてみます。


 まず、①。

 相互に読みあって評価をつけ合うことが企画参加の条件だと思っている、第三者がおられること。


肯定派それでももんだいない意見としての見地

 ※評価をつけ合うことが前提ではなく、読みあって勉強しあうのが目的である。だからして、評価はあくまでも評価。面白ければつけられ、興味がなければつけられない。

 ※よって、相互評価とは企画参加の条件であるわけではなく、問題ない。

 ※そもそも相互評価自体は企画参加であろうとなかろうと発生しており、この場合、企画参加だけを取りあげるのは不平等である。

 など。


否定派おおいにもんだいあり意見としての見地

 ※前提になくとも、相互評価をするのが暗黙の了解となっている。

 ※企画参加という条件だけで大勢に読まれる&評価されることになるのは、企画参加していないものに対して不平等である。

 ※企画参加することで評価を多くされることを期待する者がいる以上、それは看過すべきではない。

 など。



 つぎに、②。

 純粋な評価ではなく、儀礼的な評価が発生することについての懸念。

(いわゆる、評価してもらったお礼の評価。もらっただけでは申し訳ないという気持ちからのお返しの評価)


肯定派それでももんだいない意見としての見地

 ※企画参加作品だから、儀礼的な評価が発生するわけではない。

 ※全員がそうだとは限らない。

 ※そもそもそうしたことは自然なことで、問題ない。

 など。


否定派おおいにもんだいあり意見としての見地

 ※企画参加であれば、その危険性は高まる。

 ※全員が違うとは限らない

 ※そうしたことはランキングに大きく影響するので、不平等だ。

 など。



 そして、③。

 結果、企画参加作品がランキングを埋め尽くすことを不快に思われる方がおられること。


肯定派それでももんだいない意見としての見地

 ※あくまで評価は評価として正当であり、その結果として同一企画作品がランキングを占めることになったとしても、それが自然なことだ。

 ※そもそもから流動性は低く、そのわりに長期間にわたって企画参加作品がランキングを占めつづけるわけでもなく、問題視するほどではない。

 ※あたりまえのことが、あたりまえに起きただけ。

 ※企画参加作品であってもバラエティに富んでおり、ランキングが似た作品で偏るというのは先入観である。

 など。


否定派おおいにもんだいあり意見としての見地

 ※類似性の高い作品群がランキングを占拠することは、不自然。

 ※カクヨムに来たばかりの読者にとって、そうしたランキングは不親切。

 ※企画ものだから注目されたという時点で不平等。それによるランキングも、不平等。

 ※企画参加は閉鎖的であり、それが公平性の高さを求められるランキングに参加するのは、問題である。

 など。


 ……いかがでしょうか。

 まとめると、それぞれに言い分があることが解ります。

 皆さまは、いかがお考えでしょうか。


 それでも問題ない?

 おおいに問題あり?


 宜しければ、お聞かせください。


 また、現在、企画参加作品はランキングからはずされた状態です。これについても賛否両論あるかと思います。

 ランキング内を企画参加作品が占めることはなくなりますが、

 ランキングから完全に弾かれてしまう不平等は発生します。

 これは、最善ではあるでしょう。

 しかし、それで正しいのか否か?

 ご意見があれば、お寄せください。



※私の提示した見地について、もれがある、見落としがあるなど、お気づきの方は、是非、ご指摘ください。

 よりよい議論のため、ご教授も、お待ちしております。

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カクヨム議事堂 みんなで考えなければならないこと 汐凪 霖 (しおなぎ ながめ) @Akiko-Albinoni

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