はたして女の子と煎餅を焼ける日は来るのか――

ほろ苦くそして愉快なこれまでの恋愛経験を回想風に語りつつ(クリスマスのくだりは笑いました)、女の子と一緒にせんべいを焼きたいという溢れる思いが伝わってくる作品です。こんなふうに口説かれたら、確かに女の子のほうも驚くでしょう。軽妙でありながら、煎餅を焼くことへの情熱と執着を感じられる作品です。