池二江の生贄 1

「どういうことだ……」

 いつも昼寝をして過ごす土手までの道はこれまで何度も通ったよく知る道だ。この場所に高校があったことも知っている。しかし目の前にある高校の名は信じがたいものだった。

「どうして……なんでここにこの高校があるんだ?」

「なんでって……あっちゃおかしいんですか?」

 ミキと名を付けた少女はこちらの動揺とは正反対に、きょとんとした不思議そうな表情をするばかりだ。

「だってこれは俺が書いた小説の……」

 池二江高等学校。この奇妙な学校名は間違いなく自分が小説に登場させた高校だ。それが現実のこの場所に存在している。ありえない話だ。しかし少女はといえば、呆れた様子でこちらを見るばかりだ。

「だから言ってるじゃないですか、安行さんが小説を完成させないから物語がこの世界に繋がったって」

「嘘だろ……」

「まだ信じてなかったんですか? いいかげん事実を受け止めてください。何度でも言いますけど、ちゃんと責任取らなきゃだめですよ」

「ありえない……」

 思わずしゃがみ込むしかなかった。いまだ現実味はなかったが、受け入れざるを得ない状況が次第に形となり始めている。

 目の前に建つ高校の校門には確かに『池二江』の文字がある。こんな学校名は現実には存在しない。小説に書く前に検索もしたのだから間違えようがない。しかしその存在しない、自分の小説の中にしかないはずの高校が確かに目の前にあった。

「なんだかずいぶん変わった名前の学校ですね。どんな小説を書いたんですか?」

「この高校は、俺の書いた小説……生贄学園って話の舞台だ。ほら、あそこ」

 今立っている校門からは校庭の一部が見えた。陸上トラックのラインが引かれた外周とは別に、中央部にはどのスポーツとも無関係に見える幾何学模様の奇妙なラインが引かれている。

「校庭の真ん中に魔方陣みたいな変なラインが引いてあるだろ、あれって実は封印でさ、校庭の地下にはある化け物が封印されているんだ」

 そう、たしかにそういう話を書いた。

「人を喰らい、見えるもの全てを破壊する怒りの塊のような恐ろしい化け物がここの地下に存在してるんだ、何百年という昔から」

「化け物ですか……でもなんでそんな場所に高校が?」

 化け物が封印された土地とそこに建つ高校、少女にぶつけられた疑問は当然かもしれない。

「まあ高校っていうのはある意味表向きの姿でさ、実際は化け物の封印を守るための施設なんだよ」

 自分で考えた物語の設定だ、言葉が次々と出てくる。

「校庭に描かれたあの封印は年に一度だけ弱まる日があって、その日が来ると化け物が地上に出てこようとするんだ。で、その怒りを鎮めるためこの高校の女子生徒が毎年一人、生贄としてその命を捧げる」

「生贄……」

「この場所に高校が経つより前、高校なんて仕組みが生まれるよりもずっと前から生贄の儀式は続いてて、封印が解かれそうになる度、生贄を捧げて化け物の復活を抑えてきた」

 ただ変わった模様のある校庭にしか見えないが、自分の考えた物語では確かに校庭の中央の地中深くに化け物が存在してる。

「今現在ここが高校になっているのは、生贄として捧げられる少女にせめて生贄にされるその日までは人間らしい生活を送ってもらおうという人道的配慮からなんだ。高校三年で迎える『その日』まで、生贄に選ばれた少女は何も知らずに入学してきた他の生徒たちと普通の女子高生として暮らすんだ」

「どこが人道的なんですか! 化け物を封印するために女の子が毎年犠牲になってるんですよね? 死を待つだけの高校生活だなんてむしろ残酷じゃないですか……」

 少女の表情が曇る。まるで自分の友達を失うかのように悲しげな表情を浮かべている。

「当然ながら、こういったやり方には反発も生まれる。俺が考えた小説は、この生贄の儀式の存在を知り、少女を守ろうと決意した少年が主人公だからね」

「じゃあ生贄になる女の子が助かるハッピーエンドなんですよね? たとえ小説でも悲しいお話は嫌です」

 今度は少女の表情が明るくなった。そのくるくると変わる表情は、黒髪ロングの女子高生、なんていう設定以上に特徴的だ。

「ハッピーエンドかと聞かれるとどうだろうな……っていうか本当に俺の書いた話が現実の出来事になってるのか? まだ悪い夢を見てるような気分だ」

「いいかげん受け入れてください。存在しないはずの高校が存在して、私が目の前にいる。もう否定しようがないですよ」

 やはりこの信じられない現実を信じるしかないようだ。

「でもさあ、じゃあどうすりゃいいわけ? 小説の世界と現実が繋がったとしてさ、俺はどう行動したらいいわけよ? どうすりゃ元に戻せるわけ?」

「んー、きっかけは物語が完成しなかったことなんだし、とりあえず物語が完結するように安行さんが導いてあげたらいいんじゃないですか?」

「小説の完成か……」

 そんな簡単に物語に決着をつけられるなら未完成のままで小説を放置したりなんかしない。小説ですら完成されられなかったのに、世界の一部として現実に現れた物語を完結に導くなんてあまりにも途方もない作業に思えた。

「はぁ……」

 大きくため息をつくと浮き輪の空気を抜くように全身の力が抜けてゆく。

「とりあえずこの物語の主人公を探すしかないか……」

 その言葉を聞いた瞬間、自分とは正反対の明るさで少女が飛び跳ねた。

「いよいよ覚悟を決めてくれたんですね! 頑張ってくださいっ!」

 頑張りたくはないし、正直勘弁してほしい。しかし巻き込まれてしまった以上はもはや抗うことはできそうにない。これが現実であっても悪夢であっても、目の前に現れた自分の小説をなんとかしなければ一歩も先へは進めない。

 力の抜けきった体を無理やり起こし、辺りを見回してみる。妙に嬉しそうな少女がこちらを見つめているその脇を池二江高校の生徒たちが通り過ぎてゆく。その中にいた一人の男子生徒を呼び止めてみた。

「ちょっと聞きたいんだけど、この学校に楠本直樹って生徒がいると思うんだけど、今どこにいるか知らないかな?」

「楠本?」

「えーと、三年二組だったかな、そこそこ身長があって、顔はまあどっちかっていうと地味な感じの子なんだけど」

「……いや、二組にそんな名前のやついませんけど」

「いない?」

「たぶん、どこのクラスにもいないと思いますよ、三年の生徒なら大体知ってるけど、楠本なんて名前、聞いた覚えないし」

 変な男に声をかけられたもんだと生徒は足早に立ち去った。 

「どういうことだよ主人公いないんだけど……これ俺が書いた物語じゃないのか?」

 そんなこと言われても、といった様子で少女が首を振る。

「安行さんが書きかけで放置した物語たちは自分でお話を完結させようとしています。もしかしたら安行さんの考えたお話とは違った結末を考えてるのかもしれませんね」

「別な結末?」

「かなり恨んでますからね、世界を滅ぼしちゃうようなバッドエンドにしようとしてるのかも」

「小説を書きかけで放置したら世界が滅びるのか? 勘弁してくれよ」

 そう口にした途端、少女がじっとこちらを見つめてきた。漫画のキャラクターのように頬っぺたを膨らませている。

「勘弁してほしいのはこっちです! 私だって被害者なんですからね! 世界を滅ぼしたいくらい怒ってるんですから!」

「う、すみません……」

「本当に当事者の自覚あるんですか、安行さんのせいで私たちがどれだけ辛い思いをしてると思ってるんですか! 私なんてたった十文字の設定だし、そもそも物語すらなくて……」

 少女が一方的にまくし立てる。言い返す言葉がない以上はただひたすら、うんうんと大きく頷いて嵐が過ぎ去るのを待つしかない。

「ってちょっと! ちゃんと聞いてるんですか!」

「……」

 正直、聞いてない。というよりも聞いてる場合じゃなくなっていた。校門の向こう、校舎の隅に一人の少女を見つけたのだ。その少女を見つけた瞬間から、全ての意識はそちらに向いていた。

「……どうしたんですか?」

 あまりにまじまじと見つめていたのか、少女は怒ることも忘れ、不思議そうにこちらを眺めていた。

「いや、あそこにいる子、たぶんこの小説のヒロインだ」

 校舎の隅をうつむいて歩く少女の姿には見覚えがあった。初めて見るのに見覚えがあるというのも変な話だが、その少女を知っているという感覚が確かにある。そう感じさせたのは、その少女は自分が小説に書いた登場人物のイメージそのものだったからだ。

「俺が書いた生贄学園って小説のヒロインはショートボブで前髪が少しだけ目にかかる感じの子なんだ。可愛いんだけどいつも下を向いて歩いてるような子でさ、右の手首に銀のチェーンをしてて、それが目に入ると悲しそうな表情を浮かべるんだ」

 かなり遠くでハッキリとは見えないが、目をこらすと少女の手首には確かにチェーンのようなものが巻かれている。

「それにあの靴下。他の生徒はふくらはぎが隠れるくらいの長さなんだけど、あの子だけは少し短いんだよ」

 自分が小説に書いた設定と全てが一致している。

「名前は池上美琴。美しい琴って漢字だけど、命としてのミコトと、巫女って意味も含んでる。生まれた時から生贄になる運命を背負っているんだ」

 間違いない、彼女は池上美琴。自分の考えた小説のキャラクターだ。

「ふーん、ずいぶん設定が細かいんですね!」

 まただ、また少女が怒っている。この大きな瞳に睨みつけられるのは何度目だろう。

「私の設定はたった十文字だったのに!」

「いや、だからそれはゴメンって」

 それでも恨みがましい目でジッと見つめてくる。

「もうそれは忘れろって。確かに最初の設定はそれだけだったかもしれないけど、今は設定以外の特徴も出てきて十分キャラが立ってるって」 

「ほんとですか!」

「ああ、今このタイミングで君の設定を考えるとしたら間違いなく『怒りっぽい』って設定を付け足すね」

「……」

 みるみると少女の顔が赤く染まってゆくのがわかる。

「私、怒ってませんし!」

 明らかに怒っている。

「悪かった、冗談だよ状態」

 しつこくまとわりついてきて常に怒っている少女だったが、そのふくれっ面が妙に可愛らしい。彼女の言い分からすると自分はそんな設定をしていないはずだ。だとすれば自分が設定したものを超えた個性が彼女の中に生まれ始めている。小説家や漫画家が口にする『キャラが勝手に動き出す』というのはこういう事なのかなと、ふくれっ面の少女に睨みつけられながらぼんやり考えていた。

「怒ってませんからっ!」

「わかった、わかったってば。それより向こう、あの子行っちゃいそうなんだけど」

 少女と無駄話をしている間にも小説のヒロインであろう少女は校舎の向こうへと消えていきそうだ。

「ちょっとさ、学校の中に入ってあの子を呼んできてくれない? 俺が中に入ると通報されそうだし、そっちなら同じ高校生同士だし、声もかけやすいし」

 この世界についての事情を知るには物語のヒロインに話を聞くのが手っ取り早い。

しかし少女は黙ったままだ。頼みを聞くどころかふくれっ面のまま不機嫌そうにこちらを見ている。

「せっかく名前を付けてくれたのになんでミキって呼んでくれないんですか? 『そっち』ってなんですか、『そっち』って」

「そこ?! 今そこに噛みつくの? あの子が今にも行っちゃいそうってこのタイミングで」

 世界と繋がってしまった小説の世界。そのややこしい世界を解決に導くかもしれないヒロインが今にもどこかへ行ってしまいそうなだというのに、名前のことで噛みつかれるとは思ってもみなかった。

「私だって怒ってるんですからね! 世界を壊したくても壊す世界がないから我慢してるだけ! 名前を付けて少しは反省してくれてるのかと思ったら全然じゃないですか」

 怒ってないと言ったばかりなのに今度は怒ってると言ったり、本当によくわからない。

「あの、なんていうかさ、俺は女の子を名前で呼ぶとかそんな経験が無かったのよ。だから名前を呼べとか急に言われても躊躇っちゃうわけ、その辺わかってよ」

「わかりません。女の子を名前で呼ぶ経験がなかったなら今ここで経験してください」

「なんだよそれ……」

「ミキって呼んでくれなかったら私もう何もしませんから」

(めんどくせえ……)

 この一言が言えたらどんなに楽だろう。しかし被害者、加害者という立場を持ち出されては太刀打ちできない。こうしてる間にも世界のカギを握るヒロインが去ってしまう。

「じゃあ……ミキ、ちょっとあの子呼んできてくれない?」

 自分で口にしたものの『ミキ』と呼ぶのにはやはり気恥ずかしさがあった。しかしこちらの照れなどよそに、ミキはさっきまでのふくれっ面とは正反対の笑顔を見せた。美味しい物でも食べたかのような幸せな表情だ。そのあまりに嬉しそうな表情で見つめられるとますます照れてしまう。

「ふふふ、やっと呼んでくれた!」

 そう言った次の瞬間、笑顔のミキが手を掴んできた。強引に腕を引っ張ったかと思うとそのまま学校内へと連れて行こうとする。

「ちょ、なにするんだよ! 俺が中に入ったらまずいって!」

「世界が繋がった異常事態でなに常識人ぶってるんですか! そんな細かいこと気にしてたら物語なんて始まりませんよ!」

 すっかり笑顔になったミキはこちらの都合などお構いなしだ。自由に振る舞うミキを見ていると、現実と小説が繋がった奇妙な空間に迷い込んだ自分が見ているこの景色は『生贄学園』という小説の世界ではなく、むしろ彼女の自身の物語のように思えた。嬉しそうに手を引く姿は、とてもたった十文字の設定しかなかった少女とは思えないほどに生き生きと輝いている。

 ミキに手を引かれるまま校舎の方へと駆け出すと、この世界のヒロインであろう池上美琴をすぐ捉えることができた。

「あの、すみません!」

 ミキが無遠慮に声をかけると驚いた表情で美琴が振り返った。物語の設定としては自分が存在しないかのように息を殺して生活している少女だ、他者から声をかけられることなど考えてもいなかったのだろう。

「あの、えーと……」

 勢いよく声をかけてみたものの、何を話したらいいかもわからないミキが助けを求める目でチラリとこちらを見る。ここからは自分がなんとかしなければならない。

「あの、池上美琴さん……だよね?」

 知らない少女と話すという意味ではミキも美琴も変わらない。しかし美琴を前にしてもこれといった緊張はなかった。目の前に立つ少女は自分が書いた小説のヒロインである池上美琴そのものなだけに、初めて会ったようには感じず、どこか懐かしさすら感じられた。

「何か……用ですか?」

 美琴の消え入りそうなほどに弱々しい声までもが自分の書いた小説の通りだ。

 ちらりと美琴の右腕に目をやる。手首に巻かれた銀のチェーンが見える。それは生贄として運命付けられたの少女の証だ。

 視線に気付いたのか、美琴は左手でそっと右の手首を覆った。

「……もう覚悟は決まってるの?」

 その言葉に美琴が驚きと戸惑いの表情を浮かべた。覚悟という言葉から生贄についての話だと想像できたのだろう。そしてごく一部の人間しか知らないその話を見知らぬ部外者が突然口にしたのだ、戸惑いは当然だった。

 しかし手首を強く握りしめた美琴はすぐに真っ直ぐとこちらを見据えた。

「覚悟なんていりません。生まれた時から決まってることですから受け入れるだけです」

 消え入りそうな声とは正反対の強く真っ直ぐな視線が突き刺さる。

 美琴はこちらの言葉を待たず、ペコリを頭を下げると背中を向けて去っていった。

「いいんですか、行かせちゃって。もっと話すこととか……」

「まあとりあえず今のところは、ね」

「あの人が生贄なんですよね? 校庭の下にいるっていう化け物に、命を……」

「まあ、ね」

 ミキの表情が曇った。同じような年齢の少女が死ぬことを運命付けられているのは複雑な気持ちだろう。

「あの人、どうなっちゃうんですか? 安行さんが書いたのは生贄になる子を主人公が守る物語だって言ってましたよね? でもあの子を守る主人公がいないんじゃ……」

「自分の書いた話の流れだと生贄の儀式を主人公の楠本直樹が邪魔をして、化け物が地上に現れることになっている。そして、なんだかんだで化け物は退治されて、少女は死なずにめでたしめでたし、って感じかな」

 しかしその主人公はいない。

「だけど主人公が見当たらないこの状況だと、彼女はそのまま生贄として化け物に食われるかもしれないな。主人公がいないんじゃ彼女を助けようがない」

「大変じゃないですか! なんとかしないと!」

「なんとか、かぁ……」

 なんとかしろと言われても、どうしたらいいのかわからない。もはや自分は物語の作者ではなく、どちらかといえばこの奇妙な物語の登場人物の一人として翻弄される側になってしまっている。

「主人公がいないなら安行さんが主人公の代わりにあの人を助けるしかないですよ」 

「はぁ? 俺が? あの子を!?」

「安行さんのせいでこんなことになってるんです。責任を取るのが当然だと思いますけど」

「そうは言ってもさ、俺に何ができるっていうわけ? ただの人間だぞ。物語の主人公みたく間一髪で攻撃をかわしたり、女の子を抱えて何百メートルも全力疾走したりとかそういうの無理だからね。もし俺なんかが主人公をやったらヒロインもろともあっという間に死亡だわ」

 現実世界でダンゴムシのように影や隅っこでこそこそ生きてきた人間だ。そもそも物語の主人公のようなダイナミックな行動ができる体のつくりをしていない。どう考えても主人公の代わりなど務まるはずがない。

「大体さ、主人公がいないって時点で俺の考えた物語からはズレ始めてるわけだよ。この状況で俺が主人公の代わりをしたって物語通りに話が進むとは限らない。というかむしろ俺が関わったらどんどんズレてく気しかしないんだけど」

 と、口にした瞬間だった。突如、非常ベルのけたたましい音が辺りに鳴り響いた。

「制御信号の停止を確認しました。規定に則り防護柵の展開を開始します。校内の職員、および生徒はただちに指定されたシェルターへ避難してください」

 耳を覆いたくなるほどの非常ベルの音に負けない音量でアナウンスが辺りに響く。

「嘘だろ、なんで警報が……」

「なんなんですか、これ?」

 不快な警報音にミキが耳を覆った。しかし耳よりも頭を覆いたい気分だ。望まない、予想と違う出来事が起こってしまった。

「ねえ、安行さん! 何が起きてるんですか!」

「化け物が……校庭の地下の化け物が目を覚ましたんだ!」

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責任とってくださいっ! 中沢安行 @nakazawa_ang

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