「十八歳」納得です!この作品を読んだら、誰もが探すでしょう。
街コン優秀賞おめでとうございます。光景が目に浮かび、思わず微笑んでしまいました。発言者の存在が光ってます。この人の発言じゃなかったら、恐らく活動家が噛み付いてますよね。また、普通は春の風物詩を品評すると思うんですが、それも発言者らしいと感じました。そういう有りそうで、無さそうな出来事を題材とした事が、少しだけ意外性を醸しているんでしょう。実話をベースにしないと中々発想しないシチュエーションだなぁとも思いました。
渋滞にはまった車の中でおばあちゃんが紅葉を娘盛りの十八才が一番美しいと例えます。ユミちゃんが夢中で紅葉の年齢を聞いていく様子が思い浮かびます。答えるおばあちゃんの例え方も見事です。果たして最後の紅葉は何歳だったのでしょうか?
タイトルから、これはどんなお話なのだろう?と興味津々でした。そして読んでみてなんとも楽しいお話に自然に口許に笑みが。お祖母ちゃん、さすがだなと思わずにはいられませんでした。これを読んだらきっと誰もが探したくなるに違いありません。十五才でも二十歳でもなく、十八歳を。その真相はぜひ読んで確かめてみてください。