自分が幸せになるために

NineOFive

建前と本音

20代前半。こんな事考えたことないだろうか。

自分はいつ結婚できるのだろうか。


20代前半。こんな事言われたことないだろうか。

どんな人と結婚したい?


20代前半。こんな事言った事ないだろうか。

まだ、結婚は先の話じゃないかな?


20代前半。こんな体験したことないだろうか。

長年付き合ってきたけど、なにかちがう。


20代前半。結婚を意識し、自分の将来の道を想像する。こんな人と結婚したい、あの子と将来を共にしたい、今の彼女が結婚相手だろう。


結婚とは、今までの自分の恋愛歴に終止符を打つようなものだ。もちろん、離婚して新しい相手を見つけて恋愛歴を更新する生き方もある。でも、20代前半の僕では、到底そんな事は考えられなく、結婚という見えない将来を、ただぼんやりと想像するぐらいなのだ。

なぜ、僕がこんな事を想うのか。いや、考えてしまうと言った方が合うのかもしれない。



それには、誰にも話せない、共感し得ない理由が存在するからである。



僕には彼女がいる。長く付き合い、お互い色々な事情を知っている彼女がいる。付き合えば、お互いの事がよくわかる。それは、多くの人が経験し、その経験が信頼や愛情といったものに向かって進むのだろう。それが結婚という、一種のゴール、終止符に向かっていく。

一般論ではあるが、それが普通。

普通なら悩む事はないんだろうけど、


この日本のどこかに、僕と同じ悩みを持っている人がいるなら、一晩中お酒を飲みながら語り合いたい。そして、考え合いたい。でも、共感が得られない感情だとわかっている。

特に女性。この最低な僕の想い。




彼女以外に結婚したい人がいる。



これは、ここ数年僕を悩ませる悪魔だ。この悪魔に取り憑かれた経緯を少し語らせて頂きたい。

この悪魔が、報われるのを僕は切に願っている。


20代前半。こんな事考えたことはないだろうか。

彼女じゃない、あの子と将来を共にしたい。

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