永遠の青

作者 しちみ

84

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★★★ Excellent!!!

風や大地、炎に水、光といった大いなる力を司る竜たち。自然界の調和を司る彼らは、他方でその力による破壊ももたらしてしまう。
人間の生活圏と竜たちの世界が重なることによって生じた破壊は、新たな衝突と憎しみを産み、終わりのない闘争へと彼らを突入させてしまった。
竜を狩る者たち、竜と人とを繋ごうとする者たち、人間と戦おうとする竜たち、そして共存を目指そうとする竜たちの意志が衝突する、壮大な世界のお話です。

記憶を失った少年と、風変わりな少女が出会ったところから、物語は始まります。

ドラゴン好き、少年少女が主人公の欧風王道ファンタジーがお好きな方は、きっとお気に召すと思います。戦闘シーン多めなところも魅力です。
彼らが数々の冒険と葛藤の末にたどり着く世界を、是非ご覧下さい。

★★★ Excellent!!!

人が、竜が織りなす、世界のあり方を巡る壮大な物語。

記憶を失くした少年は駆ける。やがて偶然は運命と重なり、封印されし宿命へと至る。長い長い旅路へ。

竜と人を結ぶ末裔の少女は祈る。それは竜のため。そして人のため。

二人は繋ぐ。その出会いを。それは人間たちの思想を、感情を、そしてあり方を変えていく。

本当にわかりあうことなんて、都合のいい和解なんて望めないのかもしれない。

意味のない暴虐性は、誰しもが持ちうるのだから。人も竜も。

けれど、みんなが望んでいる。それぞれのやり方で焦がれている。

共に生きていくために。

まだ灯りが漂い始めたばかり。

黄昏に似た不確定な未来。

それでもきっと、確かに紡がれたその灯火は。

永遠に近しい、青い煌き。

★★★ Excellent!!!

とにかく丁寧な筆致で綴られる物語が魅力的。
主人公と仲間のゼフィアー、レビもそれぞれに好感の持てるキャラクターになっています。
世界観も派手な魔法や能力を使うものではないので地に足がついており、本当に自分の力で道を切り開く、といった感じの堅実さがあります。
竜にまつわる世界の謎も面白く、ハイファンタジーの魅力の詰まった作品に仕上がっています。

★★★ Excellent!!!

丁寧でわかりやすい文章で紡がれるストーリーを読み進めるうちに、ファンタジーというジャンルが持つ本来の魅力を教えてくれる珠玉の作品です。かつて皆が夢中になった冒険世界と、そこで生きる個性豊かな登場人物たち。しばらくファンタジーからは遠ざかっているな……なんて人にこそ、是非オススメしたい一作です!

★★★ Excellent!!!

最新83話まで拝読しました。
人と竜が共存する世界。さまざまな思惑によって乱れる世を、各々の事情でわたる者たちはやがて出会い、仲間になり、真実をもとめて共に旅をする……王道ファンタジーです!

夢中になって読みました(*´∀`*)
子どもの頃に憧れたファンタジーの旅……心のなかにある憧れが具現化したような物語には陶酔するばかり!
ずっと、この一行と旅をともにしていたい……けれど真実にも早くたどりついて欲しい……モヤモヤハラハラとしながら、ようやく最新話では主人公の謎へと踏みこんだ展開へ。
あっ、なんだか佳境になってしまってる……終わって欲しくないなぁぁ(´;ω;`)ずっとこの一行との旅を続けられたらいいのに……!
とはいえ、まだまだ主人公たちを取りまく人々の思惑やナゾ、目的や過去との決着はついておりません。
魅力的なキャラクターたちがそれぞれの想いを抱えて、大陸を縦横無尽にする物語は豊かな文体で織り上げられてその世界観に魅了されため息がこぼれます。このさきの物語をドキドキしながら、続きをたのしみにお待ちしております……!(о´∀`о)

現在、流行している『チート』や『ハーレム』ファンタジー世代の方には、もしかするとこの「ファンタジー」がピンとこないのかも知れません……『カンストで無双』なんて無くとも、仲間と心を通わせ成長してゆくこの物語のような「王道ファンタジー」の名作を、平成生まれの方々にもぜひぜひもっと読んで感動して頂きたいです〜(*´∀`*)

★★★ Excellent!!!

 町や風景を容易に思い浮かべられる描写と、登場人物たちの気性、優しさを感じ取れる言葉選びや表現が、丁寧な造形芸術を見ているようで素敵です。
 世界観も私の好みどストライクを突いていて、ファンタジーっぽさを如何にも感じさせる描写に心揺らされます。
 どこか懐かしさを感じさせる素敵な作品です。