金沢、なんだよなあ。

舞台が金沢ならではの、古き良き日本を感じさせてくれる掌編である。よく考えてみると起こっている出来事はかなり怖いはずなんだけど、あたたかくて懐かしい。そして楽しい。玩具(おもちゃ)をモチーフに持ってきて、うまーく、怖いを楽しいに変えてしまった作者の力量には参りました。私が主人公と同じ中年男性で、日本海側の生まれということもあるのかな。

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おもちゃの時間