ごめんなさい、君へ
また、ですか。
また、上から呼び出され梨奈に色々用事があると言って出てきたが、
上からの話はこうだった。
殺せと。梨奈達を始末して来い、と。自分が?一番、恩を感じている自分が?。
殺せる訳が無い、殺したくても力の差、才能の差で全て沈められる。努力には限界があり、才能には開花すればするほど強くなる。
だから───
『……殺して来ますよ。僕が必ず全員殺してきます。』
あーぁ……裏切られる事を望んでいたのかもしれない。
けれど、その前に自分が裏切って閉まった。
殺す事を国に宣言したも同じ。
自分の口を縫いたくなった。頭を殴りたくなった。足を折りたくなった。腕を切り落としたかった。植物状態の人間程羨ましいものは無いと思う。
だけど…──殺すと誓ったからには仕方ない、か?
覚めなき夢は僕が作ろう。幸せな夢は僕が悪夢にしよう。泣きたい気持ちは何処かに捨てよう。
さぁさぁ…──悪夢は何度でも。
君の夢の続きが見たいでしょう?
哀しくも鮮やかに…人間遊び♪ 夕霧 夜薙 @Natsuml-0419
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