有り得ないと言い切れないSF。AIが人間を滅ぼすというのは様々な作品で観ますが、未来の日本の姿などの完全に否定出来ない要素がこの作品に深みを持たせているんじゃないかと思いました。中国の2050年の地図には日本の名前は無いんやで?
皮肉がいたるところに効いていて、どれもエッジが効いてる皮肉ばかりなので、薄ら寒い気分になりながら「笑えねぇ……」と呟きたくなりました。エッジが効きすぎてますって!なんで原爆と空襲であれだけ殺されてるのに、あんなに元敵国と仲良くできるんだ、あいつら(日本人)、まじ分かんねぇ。って考える海外の人は案外いるって聞きますしね。
SFと政治風刺を掛け合わせるとこんなに面白くなるとは。物凄い勢いで羅列される皮肉の数々。英 独 韓 米 日への全方位disが一番面白かったッス
ロシア中国イギリスインドあたりはけっこう見ますが、日本陰謀論は初めて見ました。新しすぎる。けど、結局真実はわからないままでムズムズします。どこまでもグレーなのが日本式ということなのでしょうか。まー我々はNINJAの子孫ですからね。たかが歴史二百年ごときの国に舐めてもらっちゃあ困るよね・・・
ばりばり風刺のきいたSF。笑える人は笑える。笑えない人は笑えない。つまり知ってるか知ってないかなのだ。知らなくてもどうということもないのでご安心を。
タイトルからしてモリエールの人間嫌いと関係あるのかなと思いながら読んでいたんですが、最後でお、お前かよ~~~~~~~っ!!!!てなりました(笑)あ、こっからタイムマシンができて???過去へいって大統領選からやり直すんですね???自分もあのセリフは大好きです。めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでください。