異世界神話の異端者《ワールド・ブレイカー》
mossan
プロローグ
―――まず初めに伝えておこうと思う。
これから語る物語は決して英雄譚などではないということを。
これは、様々な出会いと別れを繰り返し、ただ大切なものを守ろうとした者の戦いの記録。
迫る悪意に傷つき、涙を流しながらも必死に抗い、立ち向かう、ただそれだけの物語。
今戻ればまだ間に合う。
まだ、いつもの日常に戻ることができる。
そうしても、誰も君を責めたりしない。
だが、聞くというなら覚悟が必要だ。
簡単な話だ。
この物語を聞いた時、良くも悪くも変化が訪れる。
希望を捨てずに、立ち上がることができるのか。
絶望に屈し、狂気に堕ちてしまうのか。
どちらにしても、私にとっては興味深い。
だから、選びなよ。
どうやら覚悟はできたようだね?
なら始めようか。
終わりが始まりに繋がる物語を―――。
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