邪馬台国はどこにあったかではなく、何故そこにあったか考えるのもアリなのだと思いました。面白かったです。
九州説を裏付ける地理的条件、筆者の視点に感銘を受けました。
読んでいて納得してしまう話でした。
卑弥呼の統治した邪馬台国の話です。コンクリートと煉瓦の由来が、もう、ここにあったとは、素晴らしき説です。ツーバイフォー工法に近い、簡易な建設もあり得たのではないかに、驚きました。最先端ですね。理路整然と書かれています。確かにそうかと頷いてしまいます。九州説強し。おすすめです。
邪馬台国が実際に九州にあったら、という話です。特筆すべきは作者の想像力、現実に置き換えてできるのは、確かな情報収集とイメージがなければ不可能です。同じ九州男子として、天晴れといわせて下さい!次の話にも期待して星三つ送らせて頂きます。
これは学説ものと言えばよいのか。『「あなたの街の物語」コンテスト』の応募作をそれほど多く読んだわけではないですが、読んだ範囲では掌編ものだったりエッセイものだったりしました。ですがこの作品は一味違います。何せ読んで「へぇーなるほど!」と唸ってしまったほど。邪馬台国九州説の新説として納得させられた内容でした。確かにコンテストの趣旨である日本各地の魅力が含まれた作品ですね。新説による歴史ロマンはいかがでしょうか。