鯖江トラッド「SABATRA」

「あなたの街の物語」コンテスト応募作品

　　鯖江トラッド「SABATRA」

葵　ひとみ

　――福井県「水晶浜」――

　真夏に訪れるとここは異国の海外旅行地のグアムやサイパンのように美しい福井の海岸線が広がって思わずビックリとしてしまいます――

「水晶浜」は福井県の若狭湾の美浜町にあり、

その砂浜からは常神（つねがみ）半島を一望することが出来ます。

水晶浜の近くには、ダイヤ浜　、竹波海水浴場、白浜、など沢山の海水浴場が、隣接しています。

また、特徴は色をエメラルドや青に変える美しさと、名前の通り透明度の高い水晶のような海です――

ここでノンビリとしているとカクテルのブルーハワイを楽しみながら、jazzの名曲「イパネマの娘」がとても聴きたくなります――

　そこからから少し内陸にある街、鯖江（さばえ）市

鯖江市ではメガネが一本一本、丁寧に職人さまによって手づくりされています。

ブランド名は、鯖江トラッド「SABATRA」（サバトラ）と言います――

福井県は、MADE IN JAPANフレームの9割以上のシェアを持つ「メガネの聖地」なのです。

伝統の技を受け継いだ職人の手によってつくられたメガネは、日本の優れたモノづくり技術の一つ。

１００余年の歴史の中で、常に進化し続ける福井のメガネづくり――

実は、私も「SABATRA」のメガネを愛用させて頂いています。

福井の「水晶浜」のように美しい碧い海と空のように思わず

つけている感覚を忘れてしまうような軽さ――

　色白な私にはワイン・レッドのボルドーのフレームを選びました――

お値段もブルーライトカットをつけても23000円ぐらいで手に入りました――

　しかし、貴重品かつ職人さまの手づくりゆえか?

納品までにはしばらく時間がかかりますが、

大事にメンテナンスすれば毎日、長期間、身に纏（まと）えます。

私は友達や知人からよく聴かれます。

「お洒落なメガネだね?でも高いんでしょう?」と、

私は10万円以上もするようなメガネをかけている訳ではありませんが、

それぐらいの価値はあるメガネだと思いとっても気に入っています――

ところで話は変わりますが 「サバ」というぐらいなので、

福井全域で名物であるパリパリでジューシーな「浜焼き鯖」や新鮮な「鯖寿司」が食べられるお店が沢山あります。

実は、福井はコシヒカリ発祥の地でもあり、美味しい日本酒「舞美人」も楽しめます。

　真夏の「水晶浜」で綺麗な海と空を楽しみ、「SABATRA」のメガネを粋にかけて、

「浜焼き鯖」と「鯖寿司」に舌鼓（したづつみ）をうち、美味しい日本酒「舞美人」を嗜（たしな）んでみませんか?