それは繊細な『心』を持った、ひとりのロボットを巡る物語――

とにかく報われて欲しい。
その一心で読み進めた。

この世界のロボットは心を持つ。人と同じように心を持つ。
その心は、だけれどひとつの悲劇によって軋んでしまう。
痛みに叫ぶ心は、血を流し絶叫する。
しかしそれは、血の通った心ゆえに。

読んで一切損はない、切なくも美しい物語。

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