応援コメント

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  • 平坂さんと鬼灯の話への応援コメント

    泣けました。平坂さんが論文の完成と共にあちら側へ行ってしまうのでは、とハラハラしましたが、終盤の美はるさんの語りにしんみりしました。幸せのかたちは人それぞれ。

    素敵な作品をありがとうございます。毎日1話ずつ、楽しみに読ませていただいています。

    作者からの返信

    大事に読んでくださっているようで、とてもありがとうございます……!
    この話は自分でもなんとなく好きな要素を詰めたので嬉しいです!

  • 新年と台所の話への応援コメント

    ああ、、、もう読み終わってしまいました。もっと読んでいたいと思う物語でした。
    たおやかな文章を書く方だなあ〜と思いました。

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。続きも考えてはいるので、纏まったらまた形にしたいですね! 文を褒めていただけるととてもうれしいです……。

  • お友達と聞くに、実に不思議な調べです。
    友達でも友人でも、もちろん恋人でもなく――けれど不安定などこかに転んでいってしまいそうな危うさを秘めているようです。
    呼び名とは不思議なものですね。定義づけることによって理解はできるけど限定して可能性を萎めてしまう。

    だけど、何者かになりたくなくて何者にもならないままで止まってしまうのは何者になる力を捨て去ってしまうことになりはせぬか。

    鬼百合の花言葉は愉快、純潔、富と誇り、嫌悪、荘厳、華麗、賢者、陽気、濃橙、賢者。
    涼太郎氏は心中で登美子嬢をそう呼びました。
    花言葉なんて後世の後付けはやあよ、なんて云われそうなものですが悪しき意味なんてほとんどありません。

    「鬼」もまた本邦に渡ってからは力強いモノの象徴です。
    なるほど、まつろわぬ民、価値観にそぐわぬ人は尊敬に値する人なのだなと思います。

    世間の心なき声に頑強に受け止め、挑むのでしょうか。
    その物語が想像できて、心に震えが走ります。

    全く当事者ではないのに、弥生嬢を介して中に飛び込んでいく涼太郎氏には流石の一言を送りたいです。
    どうあっても、男子たる者には入っていけない領域があるのは仕方のないことですが、触れえないからこそより美しいのだなあ。
    一足お先の百合に秘め事を仮託した恋物語、素晴らしかったです!

    作者からの返信

    登美子さんは書いててどんどん気に入ったキャラのひとりで、すごく逆境のひとなんですけどがんばってほしいなあ……と思っておりました。この当時こういう人はおそらくとてもつらいはずなので。
    涼太郎もやや及び腰ですががんばったと思います!

  • 学友と勿忘草の話への応援コメント

    吉野先生には涼太郎君と呼ばれ、弥生嬢には涼太郎さんと呼ばれる。
    これから友人となっていく奥村には境と呼ばれ、今後はなんと呼び名が変わっていくのだろう。

    これから、涼太郎氏のことを何と呼んでいけばいいのか思い悩みます。今回の活躍は「境」の姓を冠する人として目覚ましいものがありました。
    無精とも浮世ともすこうし離れていて、地に足がついていないわけではない。
    空想の翼をはばたかせるお嬢さんをちょっとちょっとと押しとどめる姿はお二人合わせてなんともおかわいらしいなあ、と思いました。

    前半のリフレインから後半の解決になっていく構成、学生たる時を追憶と憧れと共に思い起こさせる魅力的な筆の運び、素敵だけどすこし淋しい小物――どれを取っても大好きです。

    母屋と離れの喩え、それだけで涼太郎氏が先人だなあと尊敬してしまいます。芳佳嬢と立ち止まっては話せないほんのりのさみしさを奥村は抱きつつ、後姿を見ることが出来たのでしょうか。
    それとも、掌の体温を知ることが無くて幸いだったのでしょうか。

    勿忘草の色と瞳の光、どちらにしても幸せでしたが、不仕合せでしたか?
    今はこの兄妹の物語とすれ違っただけですが、想像が広がっていきます。大切な大切な一篇、お届けいただいてありがとうございます。

    作者からの返信

    何かと名前で呼ばれがちな涼太郎くんですが、今回名字呼びの人間がようやく出てきましたね!
    母屋と離れの話はとても書きたかったところなので、見ていただけて幸いです。
    弥生は元々もうちょっとおとなしくさせるはずが、この話で弾けてしまいこのまま、という感じになりました。でもなかなか楽しい子で気に入っています。

  • 先生のお宅と侘助椿の話への応援コメント

    帝都つくもがたりの方面から時の列車を乗り換え参りました東和瞬と申します。こちら様のおななしも、じっくりと読んでいきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

    “私”と“お嬢さんの話ですが、この私も当たり前ですが名前があるのですね。
    一人称私で紡がれる物語と言えば、どことなく人称の持ち主は年少とは言い辛い風情があると勝手に思っているのですが、よくよく考えてみればお二人様の視点が代わる代わるやってきているので、やはり思い込みだったようです。
    この時代の都合上、涼太郎氏(境氏はなぜかおさまりが悪い)と弥生嬢、と言わせていただきますね。

    時に、あちらが暗中で仄々と光る幽冥譚とするならば、こちらは降り注ぐ光を木陰の中で選り分けた時に現れたる夢と現の混じり合いでしょうか?
    作風は同じなれど、方向性の違い、現状で(自信はないけれど)理解させていただきました。

    断髪の装いの弥生嬢に、なにか引き込まれるものを感じました。
    涼太郎氏も、どこぞとなく頼りないものを感じつつ、ふわりとした両者の関係の中で気張っている姿に好感を抱きました。
    >白米を必ずお代わりするほどになる
    時代を踏まえて、この何気の無い一節が大好きです。

    どことなく“ある”ものとして書かれる幽霊というもの、死んだ子のままで齢を重ねている彼の姿で理解を置いておいて、物語の方から読者である私の方に通り抜けていった気がします。
    なるほど、空気を見るというのはこのことか。
    などと、まとまらぬ思いを抱きつつ、百花譚の一を読了させていただきます。
    見えるということが明言された時点、ふたりが代わる代わる語ってくれる辺りでグイと引き込まれました! 端的に言って面白いです!

    作者からの返信

    いらっしゃいませありがとうございます! こちらはジャンル:現代(現代?)ファンタジーということで、やや明るめのお話になっております。登場人物も比較的真面目ですw ぜひふたりの行く末を見て行っていただければと思います!

  • お嬢さんと私と桜の話への応援コメント

     涼太郎くんの粋なはからいから始まり、最後まで泣かされました。
    前を向いて歩いて生きて行くと言う事は、何よりも素晴らしいのだと、改めて思います。
     此岸と彼岸の境目に立つ彼を通して見えたからでしょうか。
    読み終えたこの余韻も、また格別です。

     では、続きを拝読します。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。一年を巡って涼太郎もなんだか清々しく一回り成長できたような気がします。続きは掌編ですがまた更新していきたいですね。

  • 黄泉路と梅の花の話への応援コメント

     ホッとしました。
    読み終えて、本当に安心しました。
    淡々と綴られる文章の中にある緊迫とした場面がたまりませんでした。

    作者からの返信

    この話はわりと暗いのでホッとしていただけて良かったです。がんばって盛り上げていきました!

  • お嬢さんと私と桜の話への応援コメント

    おもしろかったです。物語にふさわしいラストシーンでした。引きつづき「日々録」も拝読させていただきます。

    作者からの返信

    ありがとうございます! レビューもいただけて非常に嬉しかったです。日々録は本当に掌編なのですが、こぼれ話的な感じで読んでいただければ幸いです。