ねぇねぇ、オバケって 本当にいるの? それとも いないの?
それでは、なぜオバケたちが、人々の間で語り継がれているの?
なぜオバケ屋敷や、ホラー映画や ホラー小説が人気なの?
・・・
本作品では、幽霊話の起源を訪ね、まずは昔むかしの時代へと、時を さかのぼります。
そして オバケたちの歴史を たどりながら、だんだんに、現代へ戻ってきます。
案内役は、白沢庵さん。
『見える』人しか見ることができない 不思議な お店を営む 謎の人物です。
本書を読んで、私は 不思議な気持ちが まとわりついて、ふわふわした気持ちになりました。
私も白沢庵さんの お店を見つけることが できたら いいなあ。
不思議で不思議で、そして 悲しくて切なくて、楽しくて おもしろくて、じんわりと温かい。
本書は オバケたちのファンタジーです。
皆さんに読まれてほしい、ステキな オバケ ファンタジーです。