うきくさの話。(「未言屋」さまより)
み込むように受けとる手の形。
老い立ち:樹齢を重ねて穏やかで頼もしい雰囲気を纏いつつ、なお生命力に溢れる
巨木。
する月。
田の
ゆうらりと芽来り顔出すうきくさに月が綺麗と宣う君は
満月を掬わんとする色白き手杯の爪のベイビーピンク
いづみより月行燈のめぐみとてきみがすくひしうきくさの名は
秋風が恋するようにときついて くれなゐ色に染めてくもみじ
涼気ふる麦藁帽子積乱雲
全ては風に攫われていゆく
「さよならもからから笑う老い立ちのような
コーヒーショップにいるから」
幽月の優しさを知るブルカニロ博士は何も言わずに消えた
秋風は田の白金の声を聞く今年も僕はここで生きてく
短歌もどき。そのよん。 桜枝 巧 @ouetakumi
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