第2話 イヤホン

「なぁ。」

「なぁってば。」

「っ!びくった〜。んだよいきなり。」

「びっくりしすぎだろ!お前の声にびっくりだっての!」

「お前が原因だろー」

「てか、なんでいっつもイヤホンしてんだよ。」

「え?あぁ、ちょっとな。」

「ちょっとってなんだよぉー」

「しっかたねぇなぁ。お前だけに教えてやるよ。」

「そんなセリフお前に言われても鳥肌たつだけだわー」

「女子だったら、最高だよな。」

「それな。」

「女性なら、俺の隣にいるぜ。」

「嘘つくんじゃねぇよ。んなわけねぇだろ!」

「いやいや、今も俺に囁いてくれてるから。」

「妄想の中でなー乙ー」

「んなことより、教えてやるって言ってんだろー?」

「お、すまん。では、どぞ。」

「俺がイヤホンしてる理由は・・・」

「理由は・・・」

「俺がこの前遊びに行ったところでおんなじことしたらわかる。」

「・・・は?んだよそれー気になるじゃねぇか!」

「オススメはしないけどな。」

「で、この前ってなにしたんだよ。」

「あー」




「墓蹴ってきた。」

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さァさァ小咄を御話致しましょう 水影 @miiro

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